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中国:主要35都市で住宅在庫が膨らむ、消化期間18.1カ月に

2014年8月4日(月) 12時12分(タイ時間)
【中国】住宅の在庫数が中国主要35都市で積み上がり続けている。

 1線都市の北京、上海、広州、深センを含めた35都市の住宅在庫は、6月末時点で総面積2億6218万平米に拡大。前月比で2.8%、前年同期比で22.9%ずつ増加し、過去最高を再び更新したという。経済参考報が1日、上海易居房地産研究院の統計として伝えた。

 前年同期比で35都市のうち、29都市(83%)で在庫が増えている。35都市の在庫消化期間は18.1カ月。前月末時点の16.4カ月から1.7カ月(↑10.4%)も長期化した。上海易居房地産研究院のアナリストは、「在庫消化の圧力は、空前の大きさ」と形容。不動産業界を取り巻く経営環境について、かつてないほど厳しいとする認識を明らかにした。そのうえで、少なくとも向こう数カ月は、値下げを通じた販売促進が活発化するとの見方を示している。

 なかでも不動産相場が冷え込んでいる温州(浙江省)の在庫増が目立つ。温州の在庫消化期間は、各都市で最悪の45.1カ月に延びた。これに寧波(浙江省)の31.4カ月が続く。

 国家統計局の報告によれば、商品房(外販用不動産)の在庫面積は、6月末時点で前月末比1026万平米増の5億4428万平米に膨らんだ。前年同期との比較で24.5%も増えている。在庫の増加幅は、5月末比で住宅が634万平米、オフィス物件が58万平米、商業物件が212万平米など。

 商品房の販売額は、上半期の累計で6.7%減の3兆1133億人民元に落ち込んだ。形態別では、商業施設が9.8%伸びる一方、住宅で9.2%、オフィスで12.1%ずつ減少している。面積ベースでは6.0%減の4億8365万平米。物件の形態別では、商業施設が7.7%増えたものの、住宅とオフィスがそれぞれ7.8%、2.8%ずつ縮小した。

 6月の全国房地産開発景気指数(不動産景気指数)は94.84。前月との比較で0.18ポイント低下(悪化)した。
《亜州IR株式会社》

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