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タイ皇太子、軍政の国民議会招集

2014年8月8日(金) 00時32分(タイ時間)
ワチラロンコン皇太子(中央)の画像
ワチラロンコン皇太子(中央)
写真提供、www.parliament.go.th
ワチラロンコン皇太子の画像
ワチラロンコン皇太子
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国民議会議員の画像
国民議会議員
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国民議会議員の画像
国民議会議員
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国民議会議員の画像
国民議会議員
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プラユット陸軍司令官(中央)の画像
プラユット陸軍司令官(中央)
写真提供、www.parliament.go.th
【タイ】タイのワチラロンコン皇太子は7日、プミポン国王の代理として、タイ軍事政権が設置した暫定国会「国民議会」(定数220)を招集した。

 国民議会は軍政が議員200人を推薦し、7月末にプミポン国王が任命した。議員のうち3人は議員資格違反で辞職し、現在の議員は197人。過半数は退役、現役の軍人で、残りは元上院議員、裁判所関係者、元官僚、元大学学長など。5月のクーデターでタクシン元首相派政権を倒した軍政の性格を反映し、反タクシン派が目立つ。軍政トップのプラユット陸軍司令官は自らが描く政治改革のスムーズな実現を目指し、批判を承知で国民議会の過半数を軍人で抑えた。

 国民議会は8日に議長、副議長を選出する見通し。その後、国民議会が暫定内閣の首相を選出、首相が閣僚を選び、国王が任命する。

 国民議会と内閣の発足で、タイは3権の体裁を整えるが、軍政下の暫定憲法は軍政に強い権限を与えており、国民議会、内閣は軍政の管理下に置かれる。

 軍政は中低所得者層、地方住民を中心とするタクシン派と特権階級、バンコクの中間層が多い反タクシン派の和解を目標に掲げており、今後1年程度かけ、新憲法の制定、政治改革などを推進し、来年9、10月以降に民政移管のための議会選挙を行う方針。

 改革のメニューには選挙違反の罰則強化、バラマキ政策の禁止などが上がっているが、相続税の導入など貧富の差の是正に向けた施策を見送り、タクシン派の復権阻止を狙った小手先の選挙制度改革だけに終わるようだと、「和解」は絵に描いた餅となる。
《newsclip》


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