【中国】中国国内の携帯端末販売台数は、今年第2四半期に合計1億1212万台まで拡大した。前四半期比で1.46%、前年同期比で24.4%ずつ増えている。
うち9割超はスマートフォン(スマホ)端末が占めた。3G対応機種の販売が減少したものの、4G対応機種は売れ行きが好調に推移したという。調査会社の易観智庫(エンフォデスク)が報告した。
中国シェアの動向は、韓国サムスン電子(005930/KS)が首位の15.4%。これに北京小米科技公司(Xiaomi)、聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)、宇龍酷派(酷派、Coolpad)、華為技術が続いた。新興携帯端末メーカーの小米科技に関しては、前四半期の5位から2位に躍進している。「紅米Note」の販売増が目立った。
中国のモバイル端末市場は当面、拡大局面が持続する見込み。工業和信息化部(工業情報化部)が今年6月27日、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)と中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)の2社に対し、4G通信規格「FDD-LTE」の通信テストを展開することを許可すると発表したためだ。対象エリアは16都市。これら都市では、すでに交付された中国独自4G規格「TD-LTE」によるサービスが併用される。
このほか、小米科技に関しては、中国トップに躍進したとする統計もある。市場調査の米カナリスが今月5日に報告したところによると、今年第2四半期の中国携帯端末市場で、小米科技がスマホ出荷台数で中国首位となった。サムスン電子は2位グループに後退したという。それぞれのシェアは、小米科技が14%、これに12%のサムスン電子、聯想集団、宇龍酷派の3社が同順2位に入った。
小米科技は中国で最も注目される新興スマホメーカー。生産ラインを保有しないファブレス企業であると同時に、社内に販売組織も設けず、ネットを通じた販売から始めた(現在は中国聯通と中国電信向けにも販売中)。生産は台湾のEMSメーカーに委託している。北京市・朝陽区のビルに4フロアを借用し、ビジネスを展開。商品投入サイクルが驚異的に速いことでも知られる。
小米科技の14年上半期の営業実績では、売上高が前年同期比149%増の330億人民元(約5482億円)に拡大した。すでに2013年通年の316億人民元を突破している。携帯端末の販売台数は271%増を記録し、合計2611万台を売り上げた。14年通年では5000万~6000万台の販売を見込む。13年通年の販売台数は、前年比160%増の1870万台。携帯端末1台当たりの国内販売価格は、1000人民元(約1万6400円)前後に設定している。
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