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中国:太陽電池製品の対日輸出急増、上半期は米国抜いて最多に

2014年8月13日(水) 00時10分(タイ時間)
【中国】中国の太陽電池製品の対日輸出額は、今年上半期に24億6000万米ドル(約2516億2000万円、全体の33%)まで膨らんだ。

 対日輸出は2013年以降、大幅な伸びを記録。これまでの米国向けを抜いて、日本が最大の輸出先に浮上している。容量換算でも3.6ギガワットを超えて、米国の2ギガワットを8割も上回った。中国製太陽電池製品に対する米国の反ダンピング・反補助金調査が対米輸出にブレーキをかけたためという。中国機電製品輸出入商会・太陽光発電製品分会の孫広彬・秘書長(事務局長)による報告として、毎日経済新聞が12日付で伝えた。

 中国太陽電池製品の今年上半期・輸出額は、前年同期比13.85%増の74億2000万米ドル(約7589億6000万円)に拡大している。ただ、先行きの見通しに関しては、やや不透明だとされる。孫秘書長は、より多くの中国企業が日本市場に参入するにつれ、一部の零細企業の間で低価格競争が再び見られ始めたと指摘。安価で品質の悪い製品が出回り、中国製太陽電池製品の信頼感が傷つき始めていると憂慮した。

 また、米国の反ダンピング・反補助金措置によるネガティブ要因も懸念する。米商務省は7月25日、中国本土・台湾から輸入される結晶系太陽電池に対する反ダンピング調査の結果を発表。一部製品にダンピング行為が存在するとして、最大で165.04%の関税を課す仮処分を下した。

 中国製太陽電池製品の対米輸出は今年に入って月ごとに増え、5月には550メガワットを超える水準に達していた。しかし6月は一転して減少。200メガワットに低迷し、前月比で60%も落ち込んだ。

 業界専門家は、米国による調査の最終決定を12月末に控えて、中国製太陽電池製品の対米輸出は今年第4四半期に一段と落ち込む――と悲観する。「14年の対米輸出量は過去最低の水準に減少幅を記録する可能性がある」と予想した上で、中国太陽電池メーカーの輸出環境が悪化しつつあると警鐘を鳴らした。
《亜州IR株式会社》


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