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中国:ウォルマート調査続く、「揚げ油1カ月交換せず」の報道も

2014年8月14日(木) 13時19分(タイ時間)
【中国】広東省深セン市にある米小売り大手、ウォルマートの店舗に勤務する従業員が同店で扱う商品の品質問題を暴露した問題が波紋を呼んでいる。

 報道では同従業員の証言内容として、調理用の揚げ油が1カ月間交換されていなかった――などの問題を取り上げた。当局が調査に着手したとされるが、最終結果は公表されていない。国際商報が12日付で伝えた。

 番組では、ウォルマート店舗の厨房で使用している揚げ油について、既にフライドチキン155個を揚げたものの、翌日も同じ油でチキンを揚げ続けたと報道。4日後も鍋の中の油は交換されず、この従業員は「油は少なくとも半月、最長で1カ月は換えない」と明かした。油は黒ずむまでに劣化しているものの、記録帳には従業員が「交換済み」と記入するという。

 従業員はまた、賞味期限切れの原材料を用いて食品を調理することも暴露。消費者から料金の払い戻しを求め返却された“虫食い米”についても、サプライヤーに戻すのではなく、惣菜や弁当向けに使用。商品として販売していたという。

 問題を暴露した従業員によると、同社には食品の調理に関する関連規定はあるものの、食品調理部の責任者はコスト削減のため、使い古しの油に新しい油を足すなどしていたとされる。深セン市市場監督管理局羅湖分局の関係者は「現行の食用油に関する衛生基準で、古い油に新しい油を足す行為についての明文規定はない」と現状を明かす。

 関連当局は「問題となっている店舗については今年に入ってから26回の検査を実施したが、すべて基準を満たしている」と説明した。ただ、当局関係者によると、食品調理部を検査の対象としていなかったほか、食材についての調査はほとんど行っていなかったという。

 これらの報道についてウォルマート中国本部の責任者は、「事実であるという証拠は得られていない」と回答。自社で徹底的な調査を進め、問題はなかったと反論している。中国国家工商行政管理総局(SAIC)の調査も受けたが、問題は発見されなかったとも補足した。
《亜州IR株式会社》

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