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中国:出生人口性別比の不均衡続く、「男性余り」なお深刻=安徽省

2014年8月15日(金) 13時56分(タイ時間)
【中国】中国で過去30年にわたって不均衡な状態が続いている「出生人口性別比の問題」は、安徽省でも例外ではない。ここ2年で改善がみられたものの、依然として男児が女児を著しく上回る不正常な状況が続いている。

 その背景にあるのは、伝統的に男の子を好む中国で、男女の産み分けがされていること。1人っ子政策の影響もあって、「両非」と呼ばれる違法な胎児の性別鑑定、違法な人工中絶が行われている。「男性余り」の現象は、男性の就職難、結婚難、さらには性犯罪を引き起こす土壌を育んでいる――と専門家は警鐘を鳴らしている。安徽商報が13日付で伝えた。

 安徽省当局の衛生計画生育委員会によると、同省の年間平均新生児出生数は合計80万人。2010年に行われた第6回全国人口センサスの統計を基にすると、同省の出生人口性別比は女性100:男性128となる。正常値が100:105であることを踏まえると、出生人口の10%に相当する8万人の女児が人工中絶などの人為的な理由で、この世に生まれることができなかったことを意味する。

 もっとも足元では、同省の出生人口性別比は改善傾向にある。2011年の100:128.65から13年は100:120.51に下がった。男女比不均衡問題を是正するための取り組みが功を奏している。同省は「両非」を禁止する条例を公布した上で、「両非」を根絶するための監督管理を強化した。

 中国では、1979年の1人っ子政策実施以降、女児100人に対する男児出生数が82年に107.2人に上昇。その後、04年の121.2人をピークに、08年まで120人を上回った。以降5年間はわずか2.96ポイントの下降にとどまり、13年はなお117.6人と高い水準にある。この男児出生率は、世界で最も高く、最高位の在位期間も、最長不倒を記録している。

 ただ、今年に入って第2子の出産規制が各都市で緩和された。男女出生数のアンバランスは、ある程度、改善されると期待されている。
《亜州IR株式会社》

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