RSS

中国:遼寧省でも63年ぶり大干ばつ、農産物の生育に「黄信号」

2014年8月15日(金) 13時56分(タイ時間)
【中国】東北エリアを中心に、中国各地が深刻な干ばつに見舞われている。

 気象台によると、遼寧省の降水量は今年7月以来、極端に少ない状態が持続中だ。1951年以来、63年ぶりの少雨異変が起きているという。北京晨報が14日付で伝えた。

 農地に水が行き渡らないなか、大連、瀋陽、鞍山、錦州、阜新、鉄嶺、朝陽、葫蘆島(コロ島)などが干ばつ被害に直面。被災面積は3010万ムー(1ムー=6.667アール)に拡大した。収穫が絶望的な畑も多い。降水不足が秋まで持続した場合、農産物の収量が大きく減少する見通しだ。  

 専門家によると、少雨異変はエルニーニョ現象によってもたらされている。西太平洋の高気圧の位置が東南にずれたため、南方の湿潤な大気が中国東北エリアに送られなくなったという。ただ、日本の気象庁はエルニーニョ現象が発生していないとの見解。平常の状態が足元で続いていると説明する。11日に発表された「エルニーニョ監視速報」でも、秋以降にエルニーニョ現象が発生する可能性は従来の予測よりも小さくなったと指摘した。

 中国ではこのほか、吉林省、河南省、内モンゴル自治区、新彊ウイグル自治区、陝西省などでも干ばつ被害が報告されている。吉林省や河南省の一部でも、63年ぶりの大干ばつに遭遇。吉林省気象台によると、省内の平均降水量は7月1日から足元まででわずか113.1ミリにとどまる。これは例年比で48%も少ない水準。すでに629万ムー(1ムー=6.667アール)の農地が被災した。当面は少雨が持続すると予想されるため、被災面積は拡大する可能性が高いとされる。
《亜州IR株式会社》


新着PR情報