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中国:海外逃亡犯の逮捕作戦「キツネ狩り」、18人の身柄拘束

2014年8月18日(月) 13時28分(タイ時間)
【中国】中国公安部は14日、先月22日から着手した海外逃亡犯の逮捕キャンペーン、通称「キツネ狩り2014」で、これまでに18人の身柄を拘束したと発表した。

 逮捕されたのは汚職官僚や重大な経済犯罪の容疑者。なかには2004年7月に山西省で発生した高額配当を餌に地元企業35社から巨額の資金を騙し取った金融詐欺事件の容疑者2人(朱、孔、いずれも姓のみ公表)も含まれている。2人はカンボジアに10年間潜伏していた。複数の中国メディアが14日付で伝えた。

 18人のうち8人は関係国の法執行機関と連携し、現地捜査を進めて逮捕。強制送還された。残る10人は公安機関や親族などの説得に応じて、自らの意志で帰国・自首している。このほかにも海外に逃亡中の経済犯罪30人余りが自首を希望しており、公安機関が現在、関連手続きを進めているという。

 公安部によれば、過去6年間(2008~2013年)に世界54カ国・地域で逮捕した海外逃亡犯の数は700人余りに達しているという。ただ、国務院(内閣)直属シンクタンクの中国社会科学院がまとめたレポートによると、90年代中期から12年までに、国外に逃亡(出国)した汚職官僚(共産党高級幹部、公安・司法関係者、国有企業の経営幹部・海外駐在員など)は総勢1万600~1万8000人。持ち出された不正資金は8000億人民元(10兆7600億円)に膨らむ。これまでに逮捕された数が氷山の一角に過ぎないことがわかる。

 逃亡先は米国やオーストラリア、カナダ、オランダなどの西側先進国が多い。一方、階級の低い官僚はタイ、ミャンマー、マレーシアなど周辺国に潜伏する傾向がみられる。
《亜州IR株式会社》

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