RSS

中国:遼寧省でも少雨被害深刻、干ばつ対策の井戸機能せず

2014年8月19日(火) 13時40分(タイ時間)
【中国】人為的な要因も重なって、中国の干ばつは、一部のエリアで被害の深刻度が増している。

 うち1つの現場は、遼寧省阜蒙県の蜘蛛山鎮。周辺地域と同様に1951年以来、63年ぶりの少雨に見舞われた。同鎮の蜘蛛山村では、農地1800ムー(1ムー=6.667アール)のうち1300ムーが減産、または収穫絶望の状態に直面している。車道の両側に広がる畑では、トウモロコシが1メートルほどで成長が止まり、枯れ果てている光景が広がっているという。京華時報が18日付で伝えた。

 干ばつ対策として多くの井戸が整備されているものの、機能不全の状態にある。同村では2012年以来、すでに灌漑用の井戸104本を掘った。ただ、今回の干ばつでは地下水位も低下し、全数が稼動していない。村委員会は当初、各農民に対して井戸を深さ20メートル以上、直径30センチで掘ると約束していた。しかし実測してみると深さは11メートルに過ぎない。また、井戸の幅に関しても、地面では30センチあるものの、下に向かうほど狭まっている。そのためポンプも入れられず、仮に水があったとしてもくみ上げられない状況だ。

 このほか蜘蛛山鎮内では、劉家湾子村、葫蘆湯村も同様の状態に直面。合計178本の井戸を掘り、すべての整備を2013年までに終えた。しかしながら、こちらも全数が利用できていない。“干ばつ対策”とは名ばかりで、手抜工事がはびこる中で機能していないのが実情だ。

 中国ではこのほか、吉林省、河南省、内モンゴル自治区、新彊ウイグル自治区、陝西省などでも干ばつ被害が報告されている。吉林省や河南省の一部でも、63年ぶりの大干ばつに遭遇した。
《亜州IR株式会社》

注目ニュース

【中国】東北エリアを中心に、中国各地が深刻な干ばつに見舞われている。

【中国】湖北省宜昌市の遠安県が深刻な干ばつに見舞われている。

特集



新着PR情報