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中国:乳幼児100人超が鉛中毒、汚染原因に廃バッテリー工場浮上

2014年8月19日(火) 13時41分(タイ時間)
【中国】江西省龍陽県の港口鎮で、乳幼児100人以上が基準値を上回る血中鉛濃度を示していることがネットユーザーの告発により分かった。

 住民はこの原因が、同鎮に新設された廃バッテリー再生工場にあると指摘。一方で工場側はこれを否定している。新京報が15日付で伝えた。

 中国で鉛の正常な血中濃度は、1ミリリットルあたり0~100マイクログラムと定められている。これに対して同地区に住む乳幼児の血中鉛濃度は、最大で同237マイクログラムという高い数値を示した。住民が独自にまとめた調査結果によると、基準値を上回る乳幼児の数は100人を超え、その大多数が港口鎮に住む子どもだという。

 汚染源として疑惑が浮上する鉛バッテリー再生工場、興旺実業有限公司の責任者は、「わが社は江西省環境保護庁の営業許可を得て開業している。汚染水は一切排出していない。また、ガイドラインに従って、工場は居住区から1キロメートル以上離れた場所に建設した。住民の調べた鉛中毒の乳幼児は、ほとんどが工場から2キロメートル以上離れたところに住む子どもだ。工場との因果関係はない」と主張している。

 龍陽県宣伝部もまた、取材に対して書面回答で、「工場は今年1~4月にかけて3カ月の試験操業を行った以外、まだ正式操業していない。ここ数カ月は、環境保護庁の要請に従い、設備の環境保護性能の向上に取り組んでいる」と工場側の主張を支持する立場。さらに、「港口鎮の関係部門からすでに血中鉛濃度の高い住民の名簿が提出された。しかし、そこに記載されている人数は大人も含めて36人。うち乳幼児は11人にすぎない」と、住民の主張する100人という数字を否定した。

 医学の専門家は、「身体組織が未発達な乳幼児は、体内に鉛を取りこむと大人のように骨に蓄積されることなく、直接血液脳関門で吸収され、大脳の発育に取り返しのつかない損傷をあたえる」と警告している。
《亜州IR株式会社》

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