RSS

中国:レアアース生産能力15%削減へ、設備廃棄リスト公表

2014年8月21日(木) 13時53分(タイ時間)
【中国】工業和信息化部(工業情報化部)は19日、レアアース業界を中心に、余剰な生産能力を淘汰・廃棄させる企業のリストを発表した。2014年末までに生産ラインを停止し、設備を解体しなければならない。生産の再開、設備の移転も禁じる。

 今回の特徴は、レアアース企業28社がリストに名を初めて連ねた点。淘汰する生産ラインの規模は合計10万3800トンに上る。内訳は、採鉱・選鉱で4万1000トン、製錬で6万2800トン。15~16%前後の減産態勢に入る。中国全体の生産能力は採鉱・選鉱で約25万トン、製錬で約40万トン。

 中国では、政府の主導でレアアース業界が大再編期を迎えている。国家稀土弁公室は先ごろ、北部を拠点とする包鋼稀土(600111/SH)を含むレアアース上場企業3社の各M&A(合併・買収)案を承認した。これにより「国内レアアース企業を6大集団に集約させる」という構想のうち、3集団の創設が具体化した格好となる。残り3集団についても、設立案が年内にも承認される見通しだ。

 輸出規制を緩和する前に、生産調整を進める狙いもあるとみられる。中国のレアアース輸出規制に関しては、世界貿易機関(WTO)の紛争処理上級委員会が今月7日、WTOの協定に違反するとの最終判断を下すと報告した。原告の日米欧の主張を全面的に認める内容。中国の敗訴が正式に確定した。中国は向こう1年内にレアアース輸出規制を是正しなければならない。輸出規制策について中国は、資源・環境保護が目的だと説明していた。しかしWTOはこの理由を認めず、これらの措置が協定に合致しないと指摘している。
《亜州IR株式会社》

特集



新着PR情報