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中国:熱を帯びる“ビール値下げ合戦”、ネット上で最大5割引きも

2014年8月21日(木) 13時53分(タイ時間)
【中国】夏のビール商戦が終盤を迎える中で、中国ではメーカーによる値下げ合戦がさらに熱を帯びてきた。戦いの火花は店頭だけでなく、ネット通販市場にも拡大。ネット上では5割引きの半値商品もみられる。北京商報が19日付で伝えた。

 メーカーは、自社商品を多く扱う小売店に対して、仕入値を割り引いたり、数ケースを無料にしたりといった優待を導入。店舗間での値下げ競争を間接的に過熱させている。特に5大ブランド(華潤雪花ビール、青島ビール、北京燕京ビール、アンハイザー・ブッシュ・インベブ、カールスバーグ)のトップ集団を追う「第2グル―プ」メーカーの間で、値下げ幅の大きさが目立つという。

 しかし専門家は、これら「第2グル―プ」の販促効果は限定的――との厳しい見方。5大ブランドがほぼ市場をほぼ席巻しているためだ。2013年の統計によれば、5大ブランドの中国国内生産シェアは合計75%に達している。それぞれの拠点を中心に、5大ブランドはそのエリア一帯で絶対的な競争力を備えていて、第2グループに市場開拓の余地を与えていない。

 中投顧問・食品業界アナリストの簡愛華氏は、「極端な値下げは過当競争を引き起こし、自滅を招く事態にもなりかねない」と警告。今後のビール業界について、「業界大手がM&A(合併・買収)や生産能力増強を進める中で、市場の寡占度がさらに高まる」と分析した。
《亜州IR株式会社》


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