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中国:高級海鮮市況が暴落、前年比3~6割安で推移

2014年8月22日(金) 13時02分(タイ時間)
【中国】国際野生動物保護団体ワイルドエイドが先ごろ公表した「中国フカヒレ消費動向最新報告」によると、広東省広州市の高級食材フカヒレは、ここ2年間で消費量が8割超も減少し、販売価格が50%近く下落した。

 同市でフカヒレ、アワビ、ナマコなどを扱う高級海鮮乾物卸売商は、そろって価格暴落と伸びない客足に悩まされているという。中国政府系メディアが20日までに伝えた。

 購入客でにぎわう隣接の日常品市場と比べ、市内一徳路に位置する高級海鮮乾物市場は、訪れる人も少なく閑散としている。ホテルやレストランなど大口顧客の足が遠のいていることも、同市場に大きな打撃を及ぼす原因の1つだ。さらに、小口客が買い求める品も、干し魚、干しエビ、干し小魚など、より家庭的な食材に変わったという。

 フカヒレの販売価格は、昨年3000人民元(約5万1000円)だった高級品が今年は40%安の1800人民元(約3万円)に、昨年1200人民元(約2万円)だった一般品は58%安の500人民元(約8000円)へ大きく値下がりした。同様にアワビは、昨年1万人民元(16万9000円)だった高級品が36%安の6400人民元(10万1000円)に、2000人民元(3万4000円)だった一般品が65%安の700人民元(1万2000円)に暴落している。ナマコもやはり、昨年7000人民元(11万8000円)だった日本産高級品が43%安の4000人民元(約6万8000円)に、また2月の春節時点で3100人民元(約5万2000円)の値がついていた一般品も、19%安の2500人民元(約4万2000円)に値を下げた。  

 高級海鮮乾物卸売商の店主たちはいずれも、「客入りが悪く、在庫をかかえているため、大幅に値下げしてでも売るしかない。少しでも利益が出れば御の字だ」と語る。しかしこのような高級海鮮品は、どれだけ価格が低下しても、一般庶民の手が届くものではない。そのため、フカヒレなど高級食材の取扱いを見合わせる店や、商材を思い切って変える店も出てきた。

 こうした市場の窮状を打破すべく、高級海鮮品業者の組合「広州市海味干果行業商会」は、現在、ネット販売プラットフォームの構築に力を注いでいる。高級海鮮品ネットショッピングのポータルサイト、「一徳批発網」の開設準備が進行中だ。9月末から10月初旬にかけての開業を目指す。
《亜州IR株式会社》

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