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中国:PMI下振れで経済減速懸念が再燃、景気テコ入れの期待も

2014年8月25日(月) 14時16分(タイ時間)
【中国】HSBCが21日発表した8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は、市場予想を大幅に下回る50.3という結果に終わった。

 他の経済指標にも悪化がみられるため、市場では「景気の下支えに向け、新たな刺激策が打ち出される」との見方が強まっている。

 8月のPMI速報値は、市場予想(51.5)を1.2ポイント下回る50.3。7月の確定値(51.7)と比べた場合でも、1.4ポイントの低下を強いられている。景況判断の分かれ目となる50を3カ月連続で維持したとはいえ、経済成長ペースの減速懸念が再び広がる状態だ。項目別では、新規受注指数が7月確定値に比べて2.0ポイント下落と大幅に落ち込んだほか、新規輸出受注指数も1.2ポイント下落した。

 PMI以外の経済指標も足元で悪化。たとえば7月の銀行融資(人民元建て)純増額が3852億人民元に激減したほか(前年同月比を3145億人民元も下回る)、1~7月の固定資産投資伸び率も前年同期比で17%にとどまり、約12年ぶりの低水準を記録している(うち不動産投資伸び率は13.7%にとどまり、約5年ぶりの低水準)。

 PMI速報値の大幅な悪化を受けて、21日は人民元レートが値下がり。オンショア店頭取引の終値は、1米ドル=6.1514人民元(前日比0.0101元安)に低下がりした。


<景気下支え策の強化も>

 景気減速懸念が再燃したことで、新たな刺激策の導入が期待される状態だ。政府が定めた通年のGDP成長目標(7.5%)を達成させるためには、一段の景気下支え策や金融緩和策が必要と考えられる。
 HSBCの中華圏担当チーフエコノミストは、PMI速報値について、「中国経済は回復が続いているとはいえ、再び鈍化する懸念があることを示した」と指摘。「回復基調を強固にするためには、さらに多くの政策支援を打ち出す必要がある」とし、金融政策と財政政策の緩和状態が維持されるべきとの見方を明らかにした。
《亜州IR株式会社》

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