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中国:大手行で不良債権比率悪化、農業銀は6月末で1.24%

2014年8月29日(金) 13時22分(タイ時間)
【中国】大手銀行の不良債権比率が高まりつつある。中間業績を27日までに報告した8行のうち、比率が最も高いのは農業銀行だった。

 年初来で96億9200万人民元積み上がり、今年6月末時点で合計974億7300万人民元(約1兆6460億円)に膨らんだ。その間に不良債権比率も0.02ポイント高い1.24%に上昇(悪化)している。要注意先も79億6600万人民元増の2843億900万人民元に拡大した。

 これに続くのは交通銀行。不良債権は年初来で44億4000万人民元増加し、今年6月末時点で合計387億5000万人民元に達した。その間に不良債権比率も0.08ポイント高い1.13%に上昇している。

 中国銀行の不良債権は、6カ月で126億人民元(17.2%増)の合計858億6000万人民元に上った。不良債権比率も上昇し、0.06ポイント高い1.02%に悪化している。

 他行の不良債権比率も、華夏銀行が0.93%(13年末比↑0.03ポイント)。浦東発展銀行が0.93%(↑0.19ポイント)、南京銀行が0.93%(↑0.04ポイント)、平安銀行が0.92%(↑0.03ポイント)に上昇した。

 中国銀行業の間で不良債権額、不良債権比率が拡大しつつある。中国銀行業監督管理委員会の報告によると、不良債権の総額は今年6月末の時点で6944億人民元(約11兆7200億円)。前四半期比で483億人民元(約8200億円)、年初来で1024億人民元(約1兆7300億円)ずつ積み上がった。不良債権比率は1.08%。前半期比で0.04ポイント、年初との比較で0.08ポイントずつ上昇した。

 不良債権の総額は、12四半期連続で増えている。商業銀行全体の債務者区分では、正常先が62兆800億人民元(全体の96.38%)、要注意先が1兆6400億人民元などとなった。3月末との比較で、要注意先は845億人民元(0.05%)増加している。
《亜州IR株式会社》

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