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中国:上海ガニ業界にも「倹約令」の余波、大口注文が激減

2014年9月2日(火) 13時57分(タイ時間)
【中国】9月20日に中国が捕獲が解禁となる上海ガニ。倹約令「八項規定」の影響で公的機関の大口注文が激減し、販売業界には淘汰と再編の波が押し寄せている。

 上海市で実店舗を持つ上海ガニ販売業者は、ここ1年あまりで、すでに3割が淘汰された。また、ネット販売に主軸を移した販売業者も、9割引の特優予約券を発行するなど、厳しい価格競争にさらされている。東方網が先月28日付で伝えた。

 昨年まで全国に50店舗を構えていた上海ガニ販売店の経営者は、「今年は、政府機関の大口注文が、以前の1割以下に激減した。中秋節商戦の主力は、大口注文と高級贈答品から、個人注文とミドルクラス商品に移行している。今年の予約は、7割が個人注文だ」と語る。同社の実店舗は、採算の合わない店を閉鎖した結果、市内に1店舗を残すのみとなった。

 一方で、ネット上も激しい価格競争が展開されている。「上海ガニ81%オフ、さらに同じ商品をもう1個プレゼント」などの広告バナーが、ネットの至るところに並ぶ。消費者が「安すぎて怖い」と買い控えるほどだ。あるネット店舗では、1.6~1.8グラムの雄4匹、1.1~1.3グラムの雌4匹がセットになった定価1880人民元(約3万2000円)の商品が、およそ9割引となる198人民元(約3400円)で販売されている。この上、さらにキャッシュバック、粗品進呈などの特典がつくことも珍しくない。

 また今年は、予約券に期限を設けない「無期限上海ガニ引換券」を販売するネット店舗が現れた。店によっては、1カ月におよそ3000枚の同券を売り上げている。同価格帯の1年期限付予約券の売り上げは、その数分の1に過ぎない。同ネット店舗の経営者は、「2グラムの雄4匹、1.5グラムの雌3匹がセットになった定価1188人民元(約2万円)の商品予約券を、58%オフの498人民元(約8400円)で販売している。昨年、同商品は定価1088人民元(約1万8000円)、実売価格680人民元(約1万2000円)だった。今年の販売価格では利益がでない。反対に広告バナー代の分だけ赤字になるが、店の名を売るためには仕方ない」と、窮境を語った。
《亜州IR株式会社》

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