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中国:一般用医薬品の誤用による死亡例、交通事故死を超える年40万人

2014年9月4日(木) 12時18分(タイ時間)
【中国】医師による処方箋を必要とせずに購入できる一般用医薬品(OTC医薬品)の誤用、連用による副作用が原因の死亡症例数は、中国で交通事故死亡者を大きく上回る規模にある。

 国家食品薬品監督管理総局はこうした現状を受けて、OTC医薬品の適正使用や安全対策を促すキャンペーンを9月1日から始動。OTC医薬品に関する知識をクイズ形式で競うイベントの開催や、専門家ホットラインの開設など、OTC医薬品の正しい知識を国民に身に付けさせる活動を10月31日まで実施する。中国経済網が2日付で伝えた。

 中国紅十字会(日本の赤十字社に相当する中国の組織)によると、中国では毎年800万人の死亡が「非正常な死」に分類されている。うち約40万人は医薬品や医療に絡むもの。この数は中国の年間の交通事故死者の4倍に相当する。中でも医薬品の誤用が大部分を占めるという。

 中国科学協会が全国27省・自治区・直轄市を対象に行った調査では、OTC医薬品を使用したことのある人は全体の87%に達した。一方で、説明書を読まない、または理解できない人が69%、誤用により副作用が出た人が36%と高い比率を示している。こうした状況は、特に識字率が低い農村地域で多くみられた。また内臓器官が弱い高齢者や乳幼児の間でも、OTC医薬品の誤用によって副作用を引き起こすケースが多く報告されている。
《亜州IR株式会社》

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