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中国:上海で違法「領収書」を大量押収、流出すれば7.9兆円の脱税に

2014年9月8日(月) 13時17分(タイ時間)
【中国】上海鉄路公安処はこのほど、上海市内で違法印刷された「発行済み発票(領収書)」190枚のほか、無記入の納税証明書など計約1万1500枚を押収した。

 「発票」の額面価格は265万人民元(約4551万円)余り。ただ税務局関係者によると、偽造の発票や納税証明書は、企業の登録資本に基づき最高100万~5000万人民元まで発行することが可能で、1万枚超が市場に流出すれば、最高4600億人民元(約7兆9011億円)余りの脱税につながるという。東方網が3日付で伝えた。

 深セン市から到着し、セキュリティーチェックでX線を通過していた2箱の中身が「明記されている物品名と異なる」とみた同公安処閔行駅派出所の警官が、箱を開け発覚した。 明細書には「書籍」とあったが、中身は偽造発票7500枚余り。上海市税務局が鑑定したところ、2014年度版の「国税収ジャオ款書(国税の税証明書、ジャオは糸へんに激のつくり)」も見つかった。上海で今年度版の納税証明書が発見されたのは初めてという。

 同局関係者によると、見つかった納税証明書は偽造技術の水準が非常に高く、特に1枚目などは紙質、印刷技術ともに本物とほぼ同じ。2枚目、3枚目は印刷が若干雑だが、証書番号の企業情報を調べて初めて偽造物だと分かるほどで、「肉眼では区別がつきにくい」と明かしている。

 偽造「発票」などを製造したとみられる容疑者は、貨物の明細書上の受取人・李生。同市浦東新区の住所と湖北省武漢市の携帯電話番号が記されていた。警察の指示を受け、運送会社は李に貨物を受け取りに来るよう連絡。2日後、運送会社に現れた李を逮捕した。

 また李の自宅にいた、もう1人の容疑者・董を逮捕したほか、偽造の社印と「発票」3968枚、金額が記入された発票190枚を押収した。2人は12年ごろから、設計、印刷、販売までの“ワンストップ”のビジネスを手掛け、サービス業や小売り、建設業など多岐に渡り販売していたという。

 警察はすでに市場に流入している「発票」について、突っ込んだ捜査に乗り出した。
《亜州IR株式会社》


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