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中国:贈り物で人気のバラ型石鹸に危険、基準値超える有機化合物質

2014年9月11日(木) 11時22分(タイ時間)
【中国】中国の「教師節(教師記念日)」(9月10日)に、感謝をこめて教師へ贈り物をする生徒は多い。ネット上では、「教師節」の贈り物として、「バラの花をかたどった香りつき石鹸」に人気が集まっている。

 しかし、販売されている「バラ型石鹸」の多くは、「三無製品(生産日時、品質合格証書、生産企業の表記がない製品)」。「揮発性有機化合物」の放出量が基準値の60倍を超えていることが分かった。法制晩報が9日付で伝えている。

 シックハウス症候群や、化学物質過敏症の原因となる「揮発性有機化合物」は、塗料、防腐剤、接着剤として、ペンキ、洗剤、合板などに用いられている。有害な有機化学物質が、容易に大気中へ揮発されるため、中国の「民間建築室内環境汚染コントロール規範」では、屋内空気中における有機化合物質濃度の基準値を、0.5ppmを以内と規定している。 これに対して、街のファンシーショップなどで販売されている「バラ型石鹸」からは、27.9~32.1ppmの有機化合物質が検出された。これは、基準値の60倍を超える体積濃度だ。有機化合物質が体内に蓄積されると、免疫系、神経系、消化系の機能に障害をもたらす。特に妊婦は、リスクが高いといわれている。

 また、商品の「色落ちのしにくさ」表す「染色堅牢度」の実験では、どの商品も極めて色落ちしやすいことが明らかとなった。特に、濃い紫色の「バラ型石鹸」は顕著な結果を示し、アルコールに浸した石鹸片に触れた手までが、染料の紫に染まったという。

 色づけに用いられる合成染料は、原料として重金属、ベンゼンなどを使っている。これらの化合物が溶け出して皮膚に付着すると、アレルギー性皮膚炎などの疾患を引き起こす原因となる。

 「教師節」需要を当てこんだ「三無製品」の「バラ型石鹸」は、多くが、街の小さなファンシーショップや、「淘宝網」などに出店するネットショップで販売され、デパートや高級ショッピングモールの専門店では、取り扱いがないという。価格は、1人民元以下のものから数百人民元まで幅広い。購入する際は、注意深く品質を見極めることが必要なようだ。
《亜州IR株式会社》

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