RSS

中国:屋台定番の「羊肉串」、“本物”は2割のみ

2014年9月21日(日) 13時08分(タイ時間)
【中国】中国でまた、食の安全への不信感を高まらせる事実が明らかになった。

 屋台の定番「羊肉串」について、サンプル66件のうち、本物の羊肉を使っているものはわずか2割にとどまる――という調査結果を安徽大学の学生が論文にまとめている。本当は豚肉にもかかわらず、羊肉と偽って販売しているケースが最も多い。さらに鶏肉、鴨肉、牛肉を羊肉として偽装している例もあったという。中国政府系メディアが18日付で伝えた。

 この学生は安徽大学生物学部の4年生。同大学の動物保護協会会員でもある彼はある日、コストカットのために野良猫や野良犬の肉を「羊肉串」と偽り、串焼きにして販売している悪徳業者が広東省に存在する――とのテレビ報道を目にする。心を痛めるとともに、事実を確認しようとする探究心に目覚め、これを卒業論文の研究テーマとすることを決めた。

 その後2カ月をかけて、安徽省合肥市内に店を構える屋台66カ所で売られる羊肉をサンプル収集。それらの肉をDNA分析した上で、国際DNAデータバンクと比較。その肉が何の動物の肉であるかを特定した。その結果は驚くべきもの。羊肉を使っているものはわずか19.7%に過ぎなかった。残りは豚肉が69%と大半を占めたが、鶏肉、鴨肉、牛肉と判定されたものもみつかったという。

 ただ心配していた犬や猫のDNA配列は確認されなかった。偽装肉が大部分を占める現状について学生は、「供給元が不安定で十分な仕入れを確保できないためだろう」と結論付けている。
《亜州IR株式会社》

特集



新着PR情報