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中国:経済指標動向は政策の大幅な見直しに直結しない=財政部長

2014年9月23日(火) 12時01分(タイ時間)
【中国】中国財政部の楼継偉部長は21日、オーストラリアで開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席した際、一つの経済指標の変動によって政策を大幅に修正することはないとの考えを示した。

 中国で発表された8月の経済指標は軒並みさえない結果。消費、投資、工業、電力使用量など主要指標はいずれも悪化し、なかでも鉱工業生産高の伸び率は約6年ぶりの低い水準に落ち込んだ。こうした状況を受け、市場では「政府による投資拡大や、金利や預金準備率の全面的な引き下げなどの景気対策が強化される」との観測が広がった。

 しかし楼部長は、「インフラ建設投資を引き上げるうえで、政府支出に依存することはできない」と強調。「国際金融危機に対応するために実施したリーマンショック後の大規模な景気刺激策は、景気を浮揚することができたものの、過剰生産能力や環境汚染、地方政府債務の増加などの副作用をもたらした」と当時の後遺症を改めて指摘したうえで、「公共財政資金による大規模投資にすべてを依存することはできない」との見解を改めて示した。

 またマクロ経済政策に関し、今後も総合的な目標に目配りし続ける点を強調。とりわけ、「雇用と物価の安定維持に注意を払う必要がある」とし、前述のように、一つの経済指標の変化だけで経済政策を大幅に見直すことはない点を強調した。
《亜州IR株式会社》

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