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中国:献血量で子女の高校入試の得点加算、浙江省の新政策に物議

2014年9月30日(火) 13時24分(タイ時間)
【中国】浙江省金華市浦江県の男性が「将来の息子に一言、父さんはお前のためにがんばったぞ。安心して高校入試に臨め」とブログに書き込んだことが注目を集めている。

 同県が今年7月に打ち出した「無償献血の量が累計で4000ccを超えれば、直系の子女の高校入試で数点プラスされる」との政策を受けたもの。しかし、むやみな献血が健康に影響を及ぼす可能性を指摘する声もある。銭江晩報が24日付で伝えた。

 加算される点数は無償献血の量で異なる。4000cc以上でプラス1点、6000cc以上でプラス2点、8000cc以上でプラス3点となる。この男性は今年28歳。18歳のときから無償献血をしており、現在までの献血量は累計4300ccになるという。

 ただ、毎回400ccの献血を年に2回行ったとしても、4000ccに達するには5年かかる。プラス3点の優遇政策を享受するには、少なくとも10年は必要となる計算だ。ある親は「ずいぶん前から無償で献血しているが、4000ccに達するにはまだまだ。息子が5年後に高校入試を控えているから、がんばるしかない」と話す。

 一方で、ある女性は「献血に向かない人もいる。無償献血と高校入試の点数プラスを関連づけるのは不公平だ」と政策に不満を示す。「無償献血の奨励はいいことだが、ほかの方法もあるのではないか」との声もある。

 中国では、子どもの進学と関連する政策が多いとされる。浦江県の例で見ると、今年の高校入試の得点数が562点以上の場合、高校3年間の学費3万人民元を一括で支払う必要があるという。献血で得点がプラスされることにより、3万人民元の支払いが必要なくなるケースも出てくるなど、その差は大きい。

 ある保護者は「良い学校であればあるほど、わずか1~3点の間に数百人がひしめいている」とも指摘。「お金は稼げばいいが、学校を選ぶチャンスはお金では買えない」と嘆く。統計によると、浦江県で現在、無償献血量が4000cc以上となった県民は計24人。認可待ちの人たちを合わせると、計50人になるという。金華市献血弁公室の主任は「浦江県は無償献血では遅れをとっていた。政策の着眼点は良いと言える」と述べている。
《亜州IR株式会社》

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