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中国:高級白酒の価格下落止まらず、少量・低価格の「小酒」人気

2014年10月2日(木) 13時01分(タイ時間)
【中国】伝統酒「白酒」の需要がピークに達する国慶節(10月1日)を迎える中国で、高級白酒の値崩れが止まらない。

 今年5月、999人民元(約1万8000円)で販売されていたアルコール度数53度の「飛天茅台」は、足下で888人民元(約1万6000円)に値を下げている。「ぜいたく禁止令」の下、官僚や国営企業幹部らに送られてきた贈答品市場での需要が急減したため。一方で売れ行きが好調なのは、メーカーが若者向けに打ち出した少量、低価格、「カワイイ」パッケージングの「小酒」。白酒市場のダークホースと呼ばれている。杭州日報が9月30日付で伝えた。

 大手メーカー「貴州茅台」が製造するアルコール度数53度の「飛天茅台」(500ml)は、2012年春節(中国の正月)、2198人民元(約3万9000円)という異常高値を記録した。しかし現在、ネットショッピングモールサイト「順豊優選」、「1号店」、「蘇寧易購」などの販売価格は、888人民元に下落し、史上最安値を更新している。

 同様に、大手メーカー「五糧液」が製造するアルコール度数52度の「五糧液」(500ml)は、わずか半月前の販売価格616人民元(約1万1000円)から更に下落し、足元で99人民元(約1万700円)。白酒の価格は、「節句を迎えて上がりこそすれ、下がらない」といわれてきた中国だが、現在ではこの神話が通用しなくなっているようだ。

 しかし、実店舗の販売価格には、ネットショップほど顕著な下落が見られない。浙江省杭州市のスーパー、酒屋などで売られている、アルコール度数53度の「飛天茅台」(500ml)は、依然として990~1188人民元(約1万8000~2万1000円)の値がついている。

 一方、伝統的な高級白酒に代わって台頭してきたのが、「小酒」と呼ばれる、「80後(バーリンホウ=80年代生まれ)」、「90後(ジウリンホウ=90年代生まれ)」の若者をターゲットとした、流行の「カワイイ」白酒だ。100~300mlの少容量、15~50人民元(約270~890円)の低価格、加えてパッケージに採用されたモダンな図柄やアニメキャラクターが、若者の心を捉えている。「貴州茅台」、「五糧液」、「西鳳」、「川源」、「衝水老白干」、「双溝」など大手白酒メーカー製だけではなく、「江小白」、「吊糸酒」、「愛奮」など新興メーカーの製造する「小酒」が広く受け入れられ、同市場はまさに活況を呈している。
《亜州IR株式会社》

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