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中国:完成車メーカーによる補修部品市場の独占打破へ、新ルール導入

2014年10月2日(木) 13時01分(タイ時間)
【中国】自動車補修部品の流通経路を完成車メーカーがほぼ独占している現状を打破するため、中国政府がルール作りに動き出した。

 交通部、国家発展改革委員会、公安部など10部・委員会はこのほど連名で、「サービス向上に向けた自動車補修業のモデル転換・レベルアップに関するガイドライン」を発表。来年1月1日から完成車メーカーに対して、自社で生産する自動車の修理に伴う技術資料や純正部品の情報を公開するように求めた。契約ディーラー、個別の整備工場の区別なく、情報を一律的に公開させる。これによってこれまで完成車メーカーが握っていた補修部品の流通経路は開放される予定。各部品メーカーは自社製品をアフターサービス市場で直接販売することが可能になる。

 ガイドラインでは、完成車メーカーが新車(輸入車を含む)を発売する際、契約デーラーとそれ以外の個別の修理業者に対して、修理に伴う技術資料と純正部品の情報を同時期に公開するよう義務付けた。さらに、国内での販売を認める「車両生産企業・製品リスト」に入り、かつ中国製品安全強制認証制度(CCC制度)の認証を得ているすべての国産車・輸入車モデルについても、補修技術の情報を来年12月31日までに公開するよう要求。その上で、新たに販売するモデルに関して、発売から3カ月内に補修技術の情報を公開しない場合は、同リストから除外し、CCC認証を取り消すと明示した。国内での販売が禁止じられる。

 このほか、部品メーカーがアフターサービス市場で直接自社製品を販売することを奨励する旨を明記。メーカーに供給する純正部品と、独自ブランドで展開する補修部品の両方をアフターサービス市場に流通させるよう促す。

 この新ルールについて業界関係者は、自動車補修部品の相場を引き下げることにつながると指摘。自動車修理・メンテナンス市場の再編を促すものになるとの見方を示した。契約ディーラーと同様の修理・メンテナンスサービスを一般修理工場で提供できるようになるため。マイカー購入制限を実施している都市では、ディーラーの倒産ラッシュが訪れる可能性があるという。
《亜州IR株式会社》

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