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城内外務副大臣が訪タイ 軍政首相、腰抱き歓迎

2014年10月2日(木) 17時16分(タイ時間)
左から、佐藤重和駐タイ大使、城内実外務副大臣、プラユット首相の画像
左から、佐藤重和駐タイ大使、城内実外務副大臣、プラユット首相
写真提供、Royal Thai Government
城内外務副大臣が訪タイ 軍政首相、腰抱き歓迎の画像
城内外務副大臣が訪タイ 軍政首相、腰抱き歓迎
写真提供、Royal Thai Government
城内外務副大臣が訪タイ 軍政首相、腰抱き歓迎の画像
城内外務副大臣が訪タイ 軍政首相、腰抱き歓迎
写真提供、Royal Thai Government
【タイ】城内実外務副大臣がタイを訪問し、2日、タイ軍事政権のプラユット首相と会談した。

 タイ軍政の発足後、日本政府の政治レベルとして初の2国間訪問。プラユット首相が外国政府高官とタイ首相府で会談するのも初めて。

 欧米から距離を置かれているプラユット首相は日本が柔軟な姿勢をみせていることに謝意を示し、写真撮影の際に城内副大臣の腰を抱き寄せるなど、歓迎した。

 タイ外務省によると、城内副大臣は会談で、安倍晋三首相の親書を手渡した。安倍首相はその中で、プラユット首相の就任を祝い、日本訪問を要請した。

 プラユット首相は会談で、「常にタイの友人である日本の政府と国民に感謝する」と述べ、タイ王室と日本の皇室の親しい関係にも言及した。また、「タイが民主主義に復帰することを日本は信じて欲しい」として、政治改革を進めた後、民政に復帰すると約束した。

 プラユット首相は陸軍司令官だった5月、タクシン元首相派の政府と野党民主党など反タクシン派の抗争を理由に、軍事クーデターで全権を掌握した。欧米諸国はこれを強く非難し、民政への即時復帰を要求、タイと高官レベルの公的な交流を停止した。

 こうした中、中国は7月中旬にタイのシーハサク外務次官が訪中した際に、王毅外相、楊潔チ国務委員(副首相級)が会談に応じるなど厚遇した。7月下旬には軍政幹部のソムキッド元副首相が訪中して李源潮国家副主席と会談し、プラユット首相の習近平国家主席宛の親書を手渡した。9月15日には中国の寧賦魁駐タイ大使がタイ外務省でドン副外相(元駐米大使、元国連大使)と会い、11月に北京で開催されるアジア太平洋経済協力会議首脳会議へのプラユット首相の出席を求める習主席からの親書を手渡した。同18日にはプリディヤトン副首相(元タイ中央銀行総裁)が寧大使と会談した。

 日本は放置すればタイ軍政が中国に傾斜すると判断したもようで、軍政との関係強化に動き出している。

 9月22日に山際大志郎経済産業副大臣がタイを訪れ、プリディヤトン副首相、ジャクラモン工業相(元工業省次官)、アピラディー副商務相(元商務省副次官)と会談した。日本政府の高官がタイ軍政の閣僚と会談するのは初めてで、タイ側は大物のプリディヤトン副首相を含む閣僚3人が応対し、日本が軍政を容認する姿勢をみせたことに謝意を示した。

 9月25日には、岸田文雄外相が国連総会出席のため訪問したニューヨークで軍政のタナサク副首相兼外相(前タイ国軍最高司令官)と約35分間会談した。岸田外相は「タイが民政復帰に関するロードマップに沿って、民主化を進めることを期待する」と述べる一方、「日本とタイは長年の友好国であり、タイの新政府との間でも協力関係を強化したい」と伝え、軍政との関係強化に躊躇(ちゅうちょ)しない姿勢をみせた。
《newsclip》

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