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中国:世界遺産「泰山」、登山客が去った後はゴミの山

2014年10月7日(火) 12時54分(タイ時間)
【中国】世界遺産に登録されている山東省の名峰「泰山」で、ゴミの投げ捨て問題が続いている。

 国慶節(10月1日)の大型連休は、通常のゴミ清掃員75人に加え、臨時要員68人が雇われ、ゴミの回収業務にあたっている。清掃員のインタビューを、膨湃新聞網が3日付で伝えた。

 インタビューに答えた康さんは、今年48歳。泰山の清掃員メンバー中1番の若手だ。足場の悪い欄干の外へ投げ捨てられたゴミは、最も若い康さんが回収に行く。以前は、故郷の山東省シ博市で炭鉱作業員として働いていた。炭鉱閉鎖で職を失ったあと泰山の清掃員となり、まだ1年が経たない。滑落のリスクがともなう清掃員の仕事の報酬は、1日60人民元(約1000円)だ。

 大型連休の登山客が最初のピークを迎えた3日、南天門から泰山主峰の玉皇頂へ続く道は、ご来光を拝むためテントを張る登山客であふれた。彼らが去った後には、カップラーメンの空容器、ミネラルウォーターのペットボトル、ひまわりの種の殻、噛み終えたガムなど大量のゴミが残されている。スタッフ143人が清掃にあたり、1時間半をかけて、ようやく片付け終えることができたという。

 「最も困難な仕事は?」との問いに康さんは、「欄干の外へ投げ捨てられて、枝や岩に引っかかったゴミや、谷底まで落ちたゴミを拾いに行くこと」と答える。「危険というより、骨が折れる」という。また、「マナーの悪い登山客に対して憤りを感じるか?」との問いには、「火のついたタバコを谷底へ放り投げる登山客もいる。山火事のリスクがある山に、タバコを持ち込むことがマナー違反だということさえ知らない人に、怒っても仕方がない」と諦めの色をにじませた。一方、近年世界中の観光地で問題となっている「落書き」については、「泰山では見たことがない」という康さんの証言が得られている。
《亜州IR株式会社》

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