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中国:甘粛省のペスト感染で1人死亡、濃厚接触者41人を隔離観察

2014年10月7日(火) 12時54分(タイ時間)
【中国】甘粛省北部の酒泉市で、ペスト菌感染と疑われる患者1人が死亡した。

 この患者は45歳の漢民族男性。酒泉市の粛北モンゴル族自治県・石包城郷魚児紅村で放牧業に従事していた。発熱、咳などの症状が出るなか、10月1日に医療機関に赴いてそのまま入院。症状が一段と悪化して死亡した。その後、専門の実験室で調べたところ、3日までに「ペスト肺炎による死亡」と確認されたという。甘粛省当局の衛生計画生育委員会が4日に公表した。

 同村の周辺エリアは、すでに隔離されている。同時に濃厚接触者41人を隔離し、経過観察に入った。これら濃厚接触者には、いまのところ異常はみられていない。発症予防薬などを投与したながら経過を見守る方針だ。

 甘粛省の酒泉市では、今年7月にも「ペスト肺炎」で1人の死亡が確認されている。16日に死亡した。感染拡大を阻止するために、玉門市老市区、赤金鎮、赤金鎮西湖村などに隔離区が一時的に設けられた経緯がある。

 甘粛省はかつて、ペスト菌感染が多数報告された。1959年時点では、南チベット族自治州夏河県、碌曲県(ルチュ県)、粛北モンゴル族自治県、阿克塞哈薩克族自治県(アクサイ・カザフ族自治県)など10エリアが感染源となっていることが判明。1962年には会寧県劉寨郷で流行し、少なくとも30人が発病し、うち15人が死亡した。1977年には玉門市でヒト感染が報告され、鉄道の蘭新鉄路が一時的に運行停止。経済的な被害額が1億人民元を超える事態に発展した。

 通性嫌気性細菌のペスト菌は、ペストの病原体。これは人類史上で最も致死率の高かった伝染病とされる。ヨーロッパで1347~1353年に流行した際には、域内総人口の約3分の1が病死した。治療には、抗菌薬が高い効果を示す。早期に治療すれば軽快する。
《亜州IR株式会社》

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