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不敬罪で指名手配の元タイ下院副議長、フィリピンで死去

2014年10月9日(木) 00時56分(タイ時間)
アピワン氏の画像
アピワン氏
写真提供、Pheu Thai Party (www.ptp.or.th)
【タイ】タクシン元首相派の前与党プアタイによると、同党幹部のアピワン元下院副議長(退役陸軍大佐)が6日、滞在先のフィリピンで肺炎のため死亡した。65歳。

 アピワン氏は5月の軍事クーデターでプアタイ政権が崩壊した後、不敬罪容疑で指名手配され、フィリピンに事実上亡命していた。不敬罪はタイ国王夫妻と王位継承者への批判を禁じたもので、違反した場合、1件につき最長15年の懲役が科される。

 アピワン氏の死去について、タクシン元首相の妹のインラク前首相は6日、インターネットの交流サイト、フェイスブックに「民主主義者で紳士だった」などと書き込み、死を悼んだ。

 アピワン氏は1949年、タイ中部ノンタブリ県生まれ。タイ陸軍士官学校卒。軍勤務後、1996年に下院選に出馬し当選。2008年に下院副議長。

 プミポン国王側近のプレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)の批判者として知られた。プレム議長ら支配階級が政官軍財界に張り巡らした人的ネットワークで国家を動かし、民主主義と法治を脅かしていると批判。2010年にタクシン派団体UDD(通称、スアデーン=赤シャツ)が反タクシン派のアピシット民主党政権打倒を掲げ、バンコクの都心部を占拠した際には、「プレム議長は支配階級のエリート官僚と軍人による支配が国家開発を速めると考えていて、それが議長の愛国心だ。しかし私は民主主義が国家の発展の基だと思う」と述べた。
《newsclip》

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