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中国:仏山市で不良債権が急増、年初比3.2倍の3330億円

2014年10月20日(月) 11時38分(タイ時間)
【中国】中国広東省中部の主要都市、仏山市で銀行業の不良債権が急増している。

 今年7月末時点の不良債権残高は192億1400万人民元(約3330億円)に達し、年初の3.2倍に増加(↑131億6000万人民元)。わずか7カ月の間に、不良債権比率は0.85%から2.60%へ急悪化している。第一経済日報が17日伝えた。

 鉄鋼やプラスチック関連の商社が集まる仏山市の順徳区では、昨年下期、国内外の景気低迷を受けて複数企業が資金繰りの悪化に見舞われた。その後、現地銀行の不良債権が増加し始めたという。ある国有銀行の順徳支店では、不良債権比率が17%という危機的レベルに悪化したようだ。

 仏山市の銀行業界は相対的に規模が大きいことから、珠江デルタ地域に影響が波及すると警戒されている。同地域全体の不良債権比率も上昇し始めた。

 こうした仏山市の状況について、リーマン・ショック後に信用危機に襲われた温州市(浙江省)の“二の舞”を警戒する向きもある。ただ、仏山市の銀行関係者は、製造業全体で見た場合、状況はそれほど悪くないと指摘。また、鉄鋼やプラスチックといった川上の素材業界は需要が消失する恐れもないため、銀行側は先行きに対して楽観スタンスを維持しているという。
《亜州IR株式会社》


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