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中国:1~9月GDPの7.4%成長は「合理的な範囲」=李首相

2014年10月23日(木) 12時48分(タイ時間)
【中国】中国の李克強・首相は21日、APEC財務相会合に出席する代表団との会談で、「今年1~9月期の経済成長率は依然として合理的な範囲内にある」との認識を示した。

 国家統計局が21日発表した今年7~9月期GDPは前年同期比で7.3%の増加。4~6月期の成長率(7.5%)から0.2ポイント減速し、2009年1~3月期以来の低い伸びにとどまった。1~9月期の伸び率は7.4%だが、これについて李首相は「合理的な範囲内」と是認した格好だ。ただし、「景気の下押し圧力は依然として強い」と付言し、今後の動向に対する慎重なスタンスを維持した。

 7~9月期のGDP伸び率鈍化の要因について、国家統計局の盛来運・報道官は、◆比較対象となる前年同期の基数が高かったこと、◆予想を上回る構造調整に伴う痛みがあったこと、◆過剰生産能力の問題が持続していること、◆不動産市場の調整が続いたこと――などを列挙。企業の生産、消費、投資がマイナス影響を受けたと説明した。

 なかでも、不動産投資の伸び鈍化は顕著。1~9月期の固定資産投資伸び率は16.1%と、1~8月に比べて0.4ポイント低下。うち、不動産開発投資伸び率は12.5%で、同0.7ポイント減速した。

 一方、総じて減速傾向にある経済指標だが、足元ではポジティブな変化もみられる。なかでも、9月の鉱工業生産高(付加価値ベース)は前年同月比の伸び率が8.0%に改善。8月から1.1ポイントも加速し、市場予想も上回った。

 強弱まちまちな統計を踏まえ、「全面的な金融緩和措置でなく、当局は今後も対象を限定した金融緩和を続け、景気の腰折れを防ぐ」との見方が少なくない。
《亜州IR株式会社》

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