RSS

中国:振り込め詐欺が爆発的に増加、被害額は年間1770億円

2014年10月30日(木) 13時11分(タイ時間)
【中国】中国でここ数年、電話やメール、チャットソフトなどを使った振り込め詐欺が爆発的に増加している。

 1回当たりの被害額が数百万~数千万人民元に上る大型案件も発生しており、過去3年の年間被害総額は100億元(約1770億円)余りに達した。加害者は集団化しているのが特徴で、詐欺内容も専門的になっているという。経済参考報が27日付で伝えた。

 詐欺の手口は、当初の「宝くじ当選詐欺」、「住宅賃貸料の振込み詐欺」などから、「インターネットバンキングをアップグレード」、「税金の還付」を理由とした詐欺、そして近ごろでは、「警察や検察、裁判所の関係者を装った詐欺」、「税務局関係者を装った詐欺」、「電話による詐欺やチャットソフトを盗用した詐欺」へと変化。その手口は数十種類に拡大している。

 広東省中山市に住む女性は、銀行に預金していた9000人民元を騙し取られた。女性は「詐欺師は手口が巧妙で、もし口座に9万人民元が入っていたら、きっと全て振り込んだに違いない」と話す。

 また上海市の女性は昨年8月中旬、インスタントメッセンジャー「QQ」を利用した詐欺に遭った。詐欺師は海外留学中の息子のQQを盗用し、女性に連絡。息子の留学費用として積み立てた20万人民元余りを見事に騙し取られた。

 中国公安部によると、ここ3年間での1件当たりの平均詐欺被害額は5万人民元。生涯の貯蓄を一瞬にして奪われるケースも多く、非常に深刻な状況となっているという。

 天津市を例に挙げると、09年の1件当たりの最高被害額は100万人民元以下だったが、10年は260万人民元まで拡大。13年は被害額が100万人民元以上の案件が12件となり、最高被害額は696万人民元に上った。14年1~5月では、被害額が100万人民元以上の案件が4件で、うち5月には最高額が714万人民元、1290万人民元に上る被害も出ている。

 公安部によると、11年に全国で発生した振り込め詐欺事件は10万件。12年は17万件、13年には30万件となり、年平均増加率は70%以上に達した。警察は、通報のなかった案件や詐欺未遂の案件を考慮すると、事件件数と被害額は少なくとも倍増するとみている。
《亜州IR株式会社》

注目ニュース

タイ北部で中国人ら46人逮捕 振り込め詐欺拠点かnewsclip

【タイ】タイ警察は16日、北部チェンライ県メーサイ郡の民家を捜索し、詐欺、不法就労などの容疑で男29人、女17人の計46人を逮捕、固定電話35台、コンピュータ12台などを押収した。



新着PR情報