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マカオのカジノ収入の低迷長期化、プラス回復は来年との見方も

2014年11月7日(金) 13時10分(タイ時間)
【中国】マカオのカジノ収入が低迷している。10月の実績が市場予想を下振れるなか、今年は通年で初のマイナス成長に転じる可能性も出てきた。

 クレディ・スイス(CS)は14年のカジノ収入が前年比で1%減少すると予測。従来予想の1%増から2ポイント下方修正した。モルガン・スタンレー(MS)も当面は苦戦が続くと分析。月次のプラス回復は来年4~6月期にずれ込むとの見方を示した。

 マカオ当局は今月4日、10月の域内カジノ売上高が前年同月比23.2%減の280億2500万パタカ(=香港ドル、約3984億円)に落ち込んだと発表。5カ月連続でのマイナスとなったほか、下げ幅は05年以降で最大を記録。1~10月の累計では、前年同期比2.3%増の3039億6700万パタカにとどまった。中国の汚職取締強化、香港の民主化デモなどが響いている。

 MSは、カジノ業界のファンダメンタルズに目立った改善が見られないと指摘。当面は収入の減少が続くと分析した。特に来年1~3月期については、比較対象となる前年同期の実績が好調だったことから、下げ幅が大きくなる可能性に言及している。このほか、新カジノ開業に伴うコスト増大や市場競争の激化なども今後の不安材料に挙げた。

 CSは、今月から全面禁煙となった一般フロア(マス・フロア)の事業見通しに慎重な姿勢。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)の投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に引き下げた。目標株価は53.80香港ドルに設定している。このほか、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)の目標株価を50.00香港ドルに下方修正。ただ、レーティングは「ニュートラル」を継続した。
《亜州IR株式会社》


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