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中国:河川砂利の違法採掘後絶たず、3日でベンツ1台分の荒稼ぎ

2014年11月11日(火) 12時54分(タイ時間)
【中国】遼寧省大連市を流れる碧流河(全長146キロメートル)の河川敷で、砂利の違法採取が後を絶たない。

 河川敷へ重機を乗り入れさせるために、堤防を破壊するなどの違法行為も常態化。周辺住民を洪水などの水害の危険にさらしている。北京青年報が9日付で伝えた。

 河川砂利は、コンクリート用骨材として用いられる。採取するには本来、高額の費用を支払って当局の許可を得なければならない。しかし碧流河では、無許可の乱掘が横行しているのが実態だ。その背景にあるのは、莫大な経済的利益。届け出をせずに違法採取を続ける業者らは、重機の調達費用を除けば投資コストはほぼゼロ。掘削機や大型トラックを一晩稼働させれば、その稼ぎは十数万人民元に上る。わずか3日間の稼働で、高級車のメルセデス・ベンツ1台が買えるほどの儲けを得られるという。

 こうした違法採取は、数年前からみられる。作業の時間帯はほとんどが夜。違法採取の現場を抑えることが困難な中で、ほぼ野放しの状態が続いているという。

 この状況について大連市水務局の関係者は、「大連市から碧流河まで向かうのには2時間ほどかかり、周辺住民の通報を受けて出動しても、現場に到着するころにはすでに散り散りに逃げてしまった後だ」と解説。その上で、同局では河川砂利の違法採取を取り締まるためのパトロール車両が1台しかない現状を吐露した。違法業者らはみな、パトロール車両のナンバーを把握していて、高速道路の入り口に見張り役を配置。高速に入った途端に、仲間らに連絡する――という巧みな連携体制をとっているという。
《亜州IR株式会社》


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