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中国:下水処理能力の不足深刻、生活排水が河川に垂れ流し

2014年11月12日(水) 13時16分(タイ時間)
【中国】都市化がハイピッチで進む中国で、下水処理能力の不足が各都市で深刻な問題となっている。

 処理しきれずに、生活排水を湖や河川に直接排出する下水処理場も多い。本来は浄水機能を持つはずの下水処理場が“汚染源”と化しているという。経済参考報が10日付で伝えた。

 すでに多地域で、設計負荷を超える汚水が下水処理場に流入している。北京市水務局排水処の熊建新・副処長によれば、市内の清河汚水処理場は3回にわたる拡張工事を経て、足元の日間処理能力は55万トンに増強された。それでもピーク時には1日当たり10万トンの下水を未処理のまま河川に流さざるを得ない状況という。

 さらに本来は処理されたはずの水だが、国の安全基準を満たしていない事例も多数報告されている。運転コストを削減するために、未処理の水をあたかも処理したように偽装している違法下水処理場の存在が、環境当局の調べで明らかになっている。処理に必要な化学品の投入量を減らすといった不正行為もみられるという。

 こうした現状について専門家は、下水処理場の建設が排水量の増加ピッチに追い付いていない現状を指摘する。適度に規制を緩和したうえで、下水処理場の建設を加速する必要があるとの見方だ。建設資金を調達するための融資ルートの市場化と、市民から徴収する下水処理費の価格決定メカニズムの見直しを進めることなども提唱している。
《亜州IR株式会社》

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