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中国:レンタカー最大手の神州租車、クラウド活用で車両を効率管理

2014年11月13日(木) 13時41分(タイ時間)
【中国】中国レンタカー市場最大手の神州租車(CAR:699/HK)――。今年9月に香港上場を果たすなど、業界内で築いた圧倒的な地位を一段と固めつつある。

 車両保有台数は2014年3月末で5万5403台と、2番手の4倍。後続9社の合計をも上回る圧倒的な規模だ。その成功の裏には、IT技術を駆使した緻密な分析がある。クラウドやビッグデータなどを活用して、レンタカーの需要動向や顧客が求めるサービスなどを地域ごとに解析。取りそろえる車種のランナップや店舗展開などの面で反映させた。さまざまな需要に柔軟に対応するサービス展開で、各地の顧客を取り込んでいる。比特網が11日伝えた。

 同社は昨年、「クラウド戦略」を始動。情報技術を活用して車両や店舗を効率管理し、各店舗の車両情報を共有するシステムの構築に乗り出した。またビッグデータを車両管理に採用。過去のデータを分析することで、車両予約のキャンセル率予想などをはじきだす取り組みを導入した。タクシーをスマートフォン(スマホ)などから予約できるサービスも推進。同サービスを利用した予約は、今年6月30日時点で予約全体の30.1%を占めるまでに拡大させている。

 これらの取り組みを指揮するのは、劉亜霄・最高情報責任者(CIO)。IBMグローバルテクノロジーサービスの大中華区エリア最高技術責任者(CTO)を務めた人物で、企業情報システム、モバイルインターネット、クラウドコンピューティング、スマート都市、物のインターネットなどの分野で豊富な実績を持つ。

 現在、神州租車の情報化建設、技術革新の担う同氏。同社のクラウド戦略の進ちょく状況について、「車両資源の共有、動態的な価格決定、決済方法の多様化、ビッグデータ管理、モバイルインターネットの活用など、サービス、管理、顧客の各分野で応用している」と紹介した。

 中国のレンタカー市場は、巨大なポテンシャルを秘めるビック市場だ。中国の自動車運転免許保持者は、今後10~15年で10億人に拡大すると予想される。一方で、中国の道路が許容できる車両台数は最大で3億台。単純計算でも7億人が車を持たないペーパードライバーとなる計算だ。
《亜州IR株式会社》

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