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中国:海外進出政策の陰でトラブル続出、契約破棄や政情不安など

2014年11月16日(日) 14時14分(タイ時間)
【中国】「走出去」政策のもとで積極的に海外市場を開拓している中国企業だが、投資契約をめぐるトラブルや進出先の政情不安など、各種リスクに直面するケースが増えている。

 先ごろも中国鉄建(1186/HK)と中国南車(1766/HK)の受注したメキシコ高速鉄道プロジェクトが突然、契約を取り消されるという事態が発生した。このほかにも海外でのトラブルを抱える上場企業は多く、業績に直接的な影響をもたらす可能性もあると懸念されている。地元メディアが14日伝えた。

 メキシコで過去最大級のインフラ建設計画とされる今回の高速鉄道プロジェクトは、中国鉄建を含むコンソーシアムがいったん落札を決めたものの、すぐに契約が撤回された。入札の透明性や公正性に対し、疑問の声が上がったことが背景だ。こうした疑惑を避けるため、メキシコ政府は入札を仕切り直し、今月末に改めて行う予定。規定にもとづき、メキシコ政府は中国鉄建などに対し、最大4400万米ドルの賠償金を支払う可能性がある。

 中国鉄建は今回のプロジェクト契約額のうち、6割に当たる約180億人民元を得る予定だった。これは13年海外売上高の85%に相当する規模だ。中国南車の受注分は25億人民元で、13年海外売上高の39%に相当する。

 このほか、インフラ建設大手の葛洲バ(600068/SH)は、クエート政府から契約不履行による賠償金の支払いを求められている。03年2月に水道インフラ関連の契約を受注したものの、その後の過程で見解の不一致が生じ、葛洲バが投資義務を怠ったと指摘された。現在もまだ審理が続いている。実に11年以上にわたってこの問題を引きずっている格好だ。

 葛洲バはまた、リビアやスーダンといった政情不安な地域にも進出している。うちリビアに関しては、プロジェクトの中止状態が続く。リビアでの完工済み未決済契約は6月末時点で5億8600万人民元に上るという。
《亜州IR株式会社》

注目ニュース

【中国】メキシコ政府は6日、今月3日に公表した高速鉄道敷設プロジェクトの入札結果を無効とする方針を明らかにした。あらためて入札を行う考えという。

【中国】中国鉄建(1186/HK)、中国南車(1766/HK)の参加するコンソーシアムがこのほど、メキシコの高速鉄道敷設プロジェクトを落札した。契約額は44億米ドル(約5000億円)。

【タイ】タイ軍事政権は29日の会合で、総額2兆4000億バーツの交通インフラ整備計画(2014―2022年)を承認した。



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