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中国:10大水系の半分が汚染、成長至上主義のツケ重く

2014年11月23日(日) 12時12分(タイ時間)
【中国】中国で社会問題となっている「水」汚染について、中国国営通信社「新華社」(電子版)は20日付で、さまざまなデータを取り上げたうえで、その深刻な現状を改めて伝えた。この中で、全国の10大水系の半分が汚染されている現状を明らかにしている。

 「2013中国環境状況公報」の報告として、全国の地表水が総体的に「軽度な汚染」状態にあると指摘。なかでも黄河、淮河、海河、遼河、松花江の5大水系が汚染範囲に含まれている点をクローズアップした。

 地下水汚染についても問題視。全国4778カ所の観測地点の約6割で水質が「比較的悪い」または「悪い」状態にあることを明らかにした。湖の汚染状況にも着目。「国家重点湖」の39.3%が汚染されているほか、31カ所の大型淡水湖のうち17カ所が中軽度の汚染に分類されている現状を憂慮している。さらに、大量の天然湖が消失または面積を縮めつつあると警告。中国最大の淡水湖であるハ陽湖(江西省)や、観光スポットとして有名な洞庭湖(湖南省)の面積がすでに大幅に縮小していることを明らかにした。

 水汚染の加速について記事では、「およそ半分が人為的原因によって引き起こされた」と解説。成長至上主義という地方政府の“汚染された発展観”が「水危機」というツケとなって跳ね返っている――と問題提起した。
《亜州IR株式会社》


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