【中国】湖南省チン州市で14日、偽装品販売グループが逮捕された。
大手メーカー製を偽装した白酒(中国の蒸留酒)を北京市で大量購入して貨物列車で運び、湖南省、広東省、広西チワン族自治区、海南省などの小売業者へ販売していたとされる。華声在線が20日付け伝えている。
チン州警察は2013年3月15日、サイバー犯罪対策課より、「ネット上に、格安で『鉄道酒(白酒の銘柄)』を販売する、という書き込みがある」との情報を得て内偵捜査を開始。チン州駅に併設された手荷物預かり所の職員数人が、偽装白酒の販売に関わっていることを突き止めた。犯人グループは、北京市で大手メーカーの大衆的な白酒「紅星二鍋頭」、「牛欄山二鍋頭」などの偽造品を1本あたり3人民元(約60円)で購入し、地元をはじめとする各省の小売業者へ同8~10人民元(約150~190円)で販売していた。また、職権を濫用して、大量購入した偽装白酒を手荷物預かり所の倉庫へ保管。そこから出荷する際は、北京鉄道局発行の「積荷明細書」を示して、小売業者の信用を得ていた。
14日、チン州駅の手荷物預かり所倉庫を急襲した警察は、「紅星二鍋頭」1300箱(1万5600本)、「牛欄山二鍋頭」1012箱(1万2144本)、その他「五糧液」、「瀘州老コウ」など550本の偽装白酒を押収した。同時に、北京市と広東省韶関市の駅に併設された手荷物預かり所でも、それぞれ7124本、370本の偽装品を押収している。すでに販売された偽装白酒を含め、犯人グループは2010年から逮捕時までに、数十万本の偽装品を購入していたとみられ、金額にして7000万人民元(約13億4000万円)を超える犯罪規模になることが予想される。
鉄道駅の手荷物預かり所を隠れ蓑とした偽装品販売事件の摘発は、同市で初となる。また、犯罪規模が巨額であることから、メディアで取りあげられ、人々の話題となっている。
中国:白酒の偽装品を販売、鉄道駅の手荷物預かり所に3万本保管
2014年11月26日(水) 13時17分(タイ時間)
特集
- ├タイ・エアアジア、中国8都市へ運航再開 [ 2023年1月22日 21時38分(タイ時間) ]
- ├タイ海軍の中国製ドック型揚陸艦、3隻目進水式 [ 2023年1月6日 23時43分(タイ時間) ]
- └中国国産機ARJ21初輸出、インドネシアの航空会社が導入 [ 2022年12月21日 22時45分(タイ時間) ]
新着PR情報
- タイ長期滞在ビザを生涯受給可能、譲渡もできる『タイランドエリート旧会…
- 〈業界事情〉生産管理システムにおけるAI機能による業務分析
- 【製品紹介】高技能者のカン・コツを可視化「精密・正確な工程&品質管理…
- 【製品紹介】品質向上と経費削減を両立、溶剤を使わないプラズマ表面処理…
- 【製品紹介】製造や物流の現場でのお悩みを解決! 倉庫管理システム「WMS」
- 【製品紹介】紙やエクセルなどの現場帳票をそのまま電子化「i-Reporter」b…
- 最新のIT製品とテクノロジーでお客様の成功をサポートします。MATERIAL AU…
- 航空券オンライン予約好評受付中! Shindai Co., Ltd.
- 日本人が現場に立ってこその施工 Fukutaka Komuten
- 心で感じて心で応える精密技術の開発を追求 Nishii Fine Press (Thailand…
- パッケージを主体としたセミオーダーメイド システム開発・導入・運用保…
- 幼稚部から高校までのインター校、世界レベルのカリキュラムをバンコクで5…