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中国:「恵州大亜湾石化開発区」の2本目排水管、香港世論が反発

2014年11月28日(金) 13時25分(タイ時間)
【中国】2本目汚水排水管の建設事業に関連し、広東省恵州市の石油化学工業団地「恵州大亜湾石化開発区」でそのタイムスケジュールがこのほど定まった。工期は24カ月。着工日は来年1月1日に設定された。

 もっとも同建設事業を巡っては、香港水域の汚染問題もくすぶる状態だ。敏感な海洋環境問題が絡むものであるため、計画は遅延。竣工時期は当初の2014年から2016年9月30日へと繰り下げられている。複数の香港メディアが伝えた。

 排水管の全長は37.61キロ、輸送能力は毎時3800万立方メートル。すでに2009年時点で建設構想が浮上していた。

 汚水を湾内に排出する1本目の排水管(年輸送能力1000万トン)では、増え続ける排水需要を満たしきれなくなってきたため。同開発区内の汚水処理施設で工業排水を処理し、大亜湾の外に輸送する。1本目に対しては、漁業関係者や周辺住民らから長期にわたって反発の声が絶えなかったことを考慮した。

 しかし、汚水を湾外に排出するというこのプロジェクトに、今度は香港の世論が反発している。排水口が香港の東側水域からわずか29キロに位置するため。しかも、このエリアの海流は西南方向(香港方面)に向かっている。汚物が長期にわたって蓄積されれば、香港周辺の海域汚染を一段と深刻化させる――といった懸念の声が専門家の間であがっている状況だ。

 これについて広東省の海洋漁業局は、「排水による海洋環境への影響は許容範囲におさまる。深海エリアに排出するため、汚染物質の濃度は相当希釈される」と説明。香港海域の水質への影響はないと強調している。
《亜州IR株式会社》

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