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中国:北京の服飾店が「中国人お断り」、劣悪マナーに“防御策”

2014年11月28日(金) 13時25分(タイ時間)
【中国】北京市朝陽区雅宝路の服飾店に、約1週間前から「中国人立入禁止(従業員を除く)」と書かれた張り紙が貼られ、物議を醸している。

 店へ入ってくる中国人買物客に対して、店員は「国内向けの販売はしていない」と入店を断っている。北京青年報が26日付で伝えた。

 取材に対して服飾店の店員は、「ここは輸出向け商品を専門に販売する店なので、転売目的で商品を買ってゆく同業者の入店を阻止するための措置だ」と釈明する。しかし、その言葉の裏には別の事情もあった。もう1人の店員は、同業者の入店阻止が最大の目的だとしながら、「中国人買物客の実態は、本当にひどい」と打ち明ける。

 張り紙を掲示することになったきっかけは、店内で商品を選んでいた外国人買物客の財布を、店にいた中国人客が盗み去るという「置き引き事件」だった。店側は、積極的に監視カメラの映像を提出して捜査に協力したが、成果は見られなかったため、「置き引き犯と店側がグルになって仕組んだ犯行」と外国人被害者に疑われ、5000米ドル(約58万9000円)の損害賠償金を請求されたという。

 また、「置き引き事件」以外にも、山ほど試着を繰り返して結局1着も買わず、口汚い捨てゼリフを残して店を立ち去る中国人女性客が多いことに対して、店員は日頃から不満をつのらせていた。店員は、「人手には限りがあり、大口顧客のケアと、小売客へのサービスを両立することは困難だ。そのため、自分で自分を否定していると他人に思われることを覚悟で、『中国人立入禁止』の張り紙を貼った」と主張している。

 法律の専門家は、人種差別的な意味を感じさせるこの張り紙について、「店側にはビジネスモデルを選択する自由があり、法律上、違法ではない。しかし、道義的に適切とはいえないだろう」とコメントしている。
《亜州IR株式会社》


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