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民主派デモと香港警察が衝突、1日未明にかけて市民52人逮捕

2014年12月2日(火) 02時07分(タイ時間)
【中国】香港特別行政区政府(香港特区政府)は1日、非合法に道路を占拠した民主派デモ隊を強く叱責する声明を発表した。

 謀略的、組織的、暴力的に公的権力と対峙し、人垣で香港政府庁舎を封鎖したと批判。治安秩序を乱すだけでなく、香港市民全体の利益を犠牲にするなど、社会的に許されない違法行為だと強調した。

 飲料ペットボトルを投げつけたり、強力な光を照射したりと警察と対決する姿勢を見せたと指摘。一連の騒動で警察11人が負傷したと非難した。これに応戦するため、民主派デモ隊のうち40人を身柄拘束。さらに多くを逮捕する可能性があると警告した。

 事態の深刻化、政府職員の安全を重視し、香港庁舎は1日午前を休業とした。香港政府と民主派デモの間では、小競り合いが激化している。民主化を要求するデモ参加者らは、11月未明から1日未明にかけて、香港島中心エリアに位置する金鐘(アドミラルティ)の香港政府庁舎を包囲。これを解こうとする警察隊と衝突を繰り返した。警察は現場のアドミラルティで民主派デモを通じた市民デモ隊員40人を身柄拘束。九竜半島・旺角(モンコック)の取締りを含めて52人を逮捕した。民主派デモの参会者も多数が負傷している。

 香港行政長官の選挙をめぐり、中国政府が事実上、民主派の立候補を排除する仕組みが決定されたことに反発。学生団体などが中心となって、今回の民主派デモを主導している。

 “高度な自治”が認められている香港では、「一国二制度」の歪みが浮き彫りとなってきた。占拠デモは9月27日からスタート。香港政府庁舎の周辺で始まった抗議活動は、周辺の主要商業地へと拡大し、一時は主要4エリアの幹線道路を占拠した。

 香港では過去にも民主派による抗議デモが発生している。「国民教育」(中国政府による思想統制教育とされる)導入に対する学生らの反対運動が12年8月28日に行われた。
《亜州IR株式会社》


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