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中国:沿岸部原発の新設は来年内に始動、世界最高の安全基準を採用

2014年12月7日(日) 22時50分(タイ時間)
【中国】中国は2015年末までに、東部沿岸地域で原子力発電所の新規建設を再開する。世界最高レベルの安全基準を採用する方針だ。国家発展改革委員会・核電司の劉宝華・司長が4日明らかにした。

 2011年の福島第1原発事故を受け、中国では原子力発電所の建設計画審査が一時中断されていた。先月時点の報道によると、政府は沿岸地域の発電所3カ所で計6基のプラント新設を認める方針という。発電容量は合計で700万キロワット(kW)に上る見通しだ。

 劉司長によると、原発建設の推進は電源構成の最適化、設備製造業の発展――という2つの点で重要な意味を持つ。うち電源構成については、世界の原発ウエートが15%前後に達しているのに対し、中国では現時点で2%以下にとどまる状況だ。また、原発の発展を推進することで、中国設備製造業の国際地位を向上させることができるとしている。

 中国で商業運転中の原発プラントは計21基(容量1902万kW)。このほか、27基(同2953万kW)の建設が進められている。建設中プラントの数としては、世界最多を数える。

 国家エネルギー局は年初時点で、14年に原発864万kWを新設する計画を表明。15年の目標としては、商業運転中のプラント4000万kW、建設中1800万kWを目指す方針だ。
《亜州IR株式会社》

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