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中国―タイ間の高速鉄道計画、タイ議会が承認

2014年12月7日(日) 22時57分(タイ時間)
【タイ、中国】中国とタイを結ぶ高速鉄道が整備される見通しだ。

 タイの国民立法議会は4日、高速鉄道2本の建設プロジェクトを推進する方針を賛成多数で可決した。線路の幅は、タイ既存鉄道より広い標準軌(中国鉄道や日本新幹線と同じ1435ミリ)を初めて採用する。

 投資総額は3500億バーツ(約1兆2700億円)を見込む。入札募集を通じて、中国は2区間の整備事業に加わる予定。ノンカイ(ラオス国境地帯)―サラブリ―ラヨンの全長734キロ区間、サラブリ―バンコクの全長133キロ区間を建設する。ただ、出資方式、資金源などに関しては、まだ詳細が確定していない。

 タイ軍事政権は今年8月、高速鉄道2本の建設プロジェクトを承認した。2015年にも着工する。2021年の完成を目指す。

 タイ軍事政権はインラック前政権が残したインフラ整備8カ年計画を踏襲。当初に予定した鉄道4本のうち、2本を先行的に整備する方針だ。高速鉄道の設計時速に関しては、当初計画の200キロから160キロ(↓20%)に落とす。走行の安全性をまず重視する。

 将来的には、ラオスと中国を結ぶ高速鉄道も整備し、中国からバンコクに至る長距離運行を可能とする計画だ。東南アジアの各国と往来する主要鉄道となる見込み。貿易量が飛躍的に増大すると期待する。タイを経由し、最終的には中国とインドが高速鉄道の両端として結ばれる見通しだ。
《亜州IR株式会社》

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