【タイ】タイのプミポン国王が5日、87歳の誕生日を迎えた。
国王自身は体調不良で5日の祝賀式典出席を取りやめた。
5―7日に行われた国王誕生日関連の行事の多くにはワチラロンコン皇太子が国王の代理として出席した。
7日にバンコクのタイ首相府前で開かれたタイ政府主催の祝賀式典には国王の次女のシリントン王女とシリキット王妃のめいのソムサワリー王女が出席。プラユット首相夫妻ら政府、軍、司法、外交など各界の有力者5000人以上が誕生日を祝った。
ワチラロンコン皇太子の妻のシーラット妃は6日、バンコク郊外のイベント施設インパクト・ムアントンタニで開幕した展示会を視察した。
〈プミポン・アドゥンヤデート国王〉
1927年、米国マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれ。祖父はタイの現王朝の中興の祖である5代目チュラロンコン大王、父はチュラロンコン大王の数多い息子の1人だったマヒドン皇太子、母は中国系の一般女性。
タイの絶対王政を廃した1932年の立憲革命とその後の第2次世界大戦の影響で、1934年から1952年まで主にスイスに滞在し、同国のローザンヌ大学で政治学、法学などを学んだ。スイスで共に暮らした兄が8代目の王に即位した直後に変死したため、1946年に9代目の王に即位。1950年にタイで戴冠式を行った。
タイへの本帰国後、全国で多数の農業プロジェクトを手がけ、遠隔地の視察、低農薬農業や代替燃料の開発などに取り組んだ。「微笑みの国」と呼ばれるタイの国王でありながら、公の場ではほとんど笑顔を見せず、峻厳なイメージがある。一方、社会的弱者の救済に熱心とされ、国民からは「ポー(お父さん)」と呼ばれ、国父として深く敬愛されている。
王室の再興にも力を尽くし、王室儀礼・用語の復活、資金力回復を成し遂げた。米経済誌フォーブスによると、国王の推定資産は300億ドル(2010年)で、同誌の世界の王族資産番付で2008年から3連覇。英語の評伝が2冊あるが、いずれもタイでは発禁。
1950年に結婚した王族のシリキット王妃との間に、ワチラロンコン皇太子、ウボンラット王女、シリントン王女、ジュラポン王女の1男3女。
タイ国王誕生日 皇太子、王女らが関連行事・式典出席
2014年12月8日(月) 13時26分(タイ時間)
《newsclip》
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