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中国:良い稼ぎを求めてアフリカへ、中国人出稼ぎ労働者の苦悩

2014年12月9日(火) 13時05分(タイ時間)
【中国】農村から都市部へ出稼ぎに行く「農民工」の存在はよく知られているが、なかには、より良い稼ぎを求めて国外へ渡る出稼ぎ労働者がいる。しかし、遠い異国で働くことは、それほど容易なことではない。

 アフリカ大陸のアンゴラへ出稼ぎに渡った中国人労働者の体験談を、工人日報が4日付で伝えている。

 湖北省広水市馬坪鎮の小さな村に、両親、妻、子ども2人と住む聶(ジョウ)さんは、一家6人の家計を1人で支え、これまで、1カ月3000人民元(約5万9000円)の収入を得るため、同省武漢市などで出稼ぎした経験を持つ。2012年、当時32歳の聶さんは、「アンゴラの都市ルバンゴへ出稼ぎに行けば、1カ月8000人民元(約15万8000円)を稼ぐことができる」という義弟からの情報を得て、同郷の友人劉さんとともに、アンゴラへ渡ることを決意した。

 電車と飛行機、バスを長時間乗り継いでたどり着いたルバンゴの現場は、一面未開の山地が広がり、まっとうな宿泊施設もない、荒涼とした場所だった。聶さんはコンクリート攪拌工として、劉さんは左官工としてそこで働いた。海外で劉さんが苦しめられたことは、食習慣と物価の違いだった。「現地の食事は、毎日冷えた牛肉か羊肉だ。私の口に馴染む、豚肉や新鮮な魚の熱い料理は、ほとんど食べられない。それに、タバコも酒も、少なくとも中国の2倍は値が張った」と振り返る。一方、聶さんにとって最も辛かったことは、ホームシックだった。「電波事情が悪く、インターネットも電話もまともに通じない。たまに通じても、7時間の時差があるから、ゆっくり話すことができない。毎日里心にかられるばかりだった」と、当時の思いを語る。これらの辛さとは別に、マラリアやコレラ、テング熱などの伝染病に感染する危険性が常につきまとい、治安が悪いため、工事現場の外へ出て羽を伸ばすこともできない毎日だったという。

 聶さんは当初の予定通り、2年間アンゴラで働いたが、劉さんは耐えきれず、1年後に帰国した。これから国外へ出稼ぎに行こうとする友人に対して、劉さんは、「よほど心身の健康に自信があるのでなければ、止めたほうが良い」とアドバイスを送っている。
《亜州IR株式会社》

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