RSS

中国:周永康・前政治局常務委員の党籍剥奪、汚職容疑で刑事訴追

2014年12月9日(火) 13時05分(タイ時間)
【中国】重大な規律違反に関与したとして、党中央規律検査委員会(中紀委)の取り調べを受けていた周永康・前政治局常務委員(兼政法委書記)に対し、中国共産党は5日までに党籍を剥奪し、刑事責任を追及する処分を下した。

 周氏の身柄は今後、司法機関に送致される見通し。最高指導部である政治局常務委員の経験者が汚職容疑で刑事責任を追及されるのは、新中国建国以来で初めてとなる。

 周氏を巡っては、「政治、組織、機密保持に関する重大な規律違反」があったとされる。職権を濫用し、他者に便宜を図る見返りに、直接的または家族を通じて、巨額の賄賂を受領したほか、親族や愛人、友人が関わる経営活動に便宜を図ることで、巨額の利益を得るなど、国有資産に重大な損失を及ぼした。そのほかにも、党・国家機密の漏えい、複数の女性との不適切な関係が指摘されている。

 一方、具体的な罪状は公表されていないものの、これまでの現地報道によれば、油田の開発を巡って、石油業界と関係が深い周氏とその息子(周斌)が違法な利益を得ていた――との疑いがもたれていた。周氏が四川省党委書記と中国石油天然気集団(CNPC)のトップを務めていた時期が調査の焦点となっているもようだ。先に行われた中紀委巡視組による中国石油天然気集団に対する捜査では、王永春・元副総経理(大慶油田公司総経理と兼任)、李華林・元董事会秘書(親会社副総経理と兼任)、冉新権・元副総経理(長慶油田分公司の総経理と兼任)、王道富・元チーフ地質技術士(勘探開発研究院院長と兼任)、蒋潔敏・中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)元董事長など経営陣が相次いで身柄を拘束されている。また中国石油化工集団も11月24日から1カ月の予定で、中紀委巡視組による監督・検査を受け入れていた。すでに石油精製プラント工事子会社・中石化石油工程技術服務公司の薛万東・総経理(副董事長、党委副書記を兼任)が身柄を拘束され、取り調べを受けているという。
《亜州IR株式会社》

注目ニュース

【中国】中国で、上場企業幹部の自殺が続いている。

【中国】中国本土では「裸官(らかん)」と呼ばれる汚職官僚の取締りが本格化している。

【中国】中国航天国際HD(チャイナ・エアロスペース:31/HK)香港子会社のナンバー2が自社ビルから投身自殺したようだ。

【タイ】バンコク都庁の消防車・消防船購入をめぐる汚職事件で、タイ中央行政裁判所は4月30日、故サマック元首相の遺族とプラチャー元副内相に対し、それぞれ5・9億バーツに2004年からの年利7・5%を...

特集



新着PR情報