RSS

中国:ミドルセダン市場で日本勢苦戦、14年販売は前年割れ

2014年12月16日(火) 13時25分(タイ時間)
【中国】中国のミドルセダン市場で、日系勢が苦戦を強いられている。

 かつて同市場をリードしていたトヨタ・カムリ、日産・ティアナ、ホンダ・アコードの3車が、今年はそろって販売不振。1~11月の累計販売は、カムリとアコードが前年割れ。ティアナは前年比4.4%の伸びにとどまった。中国のミドルセダン市場は、膨大なユーザー層を抱えるビッグマーケット。「ミドルセダン市場を制するものが、中国新車販売市場を制する」とまで言われるほど重要視されている。同市場での苦戦がトヨタ自動車(7203/東証)、日産自動車(7201/東証)、ホンダ(7267/東証)の2014年中国販売全体に影響を及ぼす格好となってきたという。中国経済網が15日付で伝えた。

 3車の1~11月販売台数は、カムリが前年比13.9%減の13万9401台、アコードが18%減の7万9303台、ティアナが4.4%増の9万7494台。単月販売では、下半期以降に3車いずれもマイナス成長がみられた。

 主力車種の販売不振は、3社の中国販売全体にも影を落とした。11月の販売台数をみると、トヨタが9万2300台と、辛うじてプラス成長を達成したものの、前年同月比でわずか2.9%の増加率。ホンダは12.1%減の7万2973台、日産は11.8%減の11万6200台に落ち込んだ。

 こうした中で、日系ブランド車の中国シェアは縮小。中国汽車工業協が9日発表した最新データによれば、日系乗用車の中国販売台数は270万1300台にとどまり、乗用車市場全体に占める比率は15.31%に低下。他の外国ブランド車にシェアを奪われている。

 過去を振り返ると、カムリ、ティアナ、アコードは中国ミドルセダン市場をリードするほどの存在感を放っていた。アコードは最盛期、通年販売が軒並み17万台を超過し、中国ミドルセダン市場でトップの座に君臨している。

 しかし、足元の同市場は、フォルクスワーゲン(VW)のパサート、同じくVWのマゴタン、現代自動車のミストラがトップ3を不動のものとしている。さらに、フォード・モンデオ、ゼネラルモーターズ(GM)・ビュイックリーガル、シボレー・マリブといった後方第3集団が、カムリ、ティアナ、アコード陣営を急速に追い上げている構図だ。新型モンデオの1~11月中国販売は、前年同期比246.5%増の9万9606台を記録。新型ビュイックリーガルも27.3%増の10万198台と好調だった。
《亜州IR株式会社》

特集



新着PR情報