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ロシアで中国人が「ぜいたく品」買い占め、ルーブル暴落背景に

2014年12月23日(火) 12時29分(タイ時間)
【中国】通貨ルーブルの暴落が続くロシアで、中国人によるぜいたく品の買い占めが過熱している。

 ロシアに滞在中の友人などに代理購入を頼むケースが増えており、グッチやエルメスなどの専門店では売り切れの商品も出ている状態という。瀋陽晩報が19日付で伝えた。

 遼寧省瀋陽市出身の女性は、モスクワ大学の留学生。最近は、地元の友人らにぜいたく品の代理購入を頼まれ、稼いだお金も少なくない。女性によると、大学近くのデパートに入居するグッチやエルメス、ティファニーなどのぜいたく品専門店はここ数カ月、商品を取り合う客でいっぱいで、支払いに30分以上待たされることもあるという。

 客のほとんどが現地に住む中国人か中国人留学生。女性はほぼ毎日、誰かに代理購入を頼まれる。購入するのは主に、国際的なブランド品のバッグや装飾品、化粧品、スキンケア用品など。そう大きくなく、重量も軽いため、中国までの郵送料も高くないからだ。

 モスクワやサンクトペテルブルクでは近ごろ、中国人販売員を雇って中国人消費者に対応しているデパートも一部あるという。ぜいたく品の集積地であるグム百貨店やマネージュ広場の地下デパートなどでは、人気商品があっという間に売り切れるといった状況も出ているようだ。

 今月に入ってから、ロシアは空前の通貨戦争が始まっており、ルーブルは先週月曜に10%下落。単日の下落幅としては1998年以来、最大となった。翌火曜日には下落幅が25%まで拡大。ロシア中央銀行は大幅な利上げを発表し、ロシア政府も新たな金融政策をとったものの、ルーブルは先週、対米ドルで約20%下落した。今年に入ってからの下落幅は50%超となっている。
《亜州IR株式会社》


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