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中国:天猫の「双11」セールに解約多発、払い戻し率6割超の店舗も

2014年12月25日(木) 18時37分(タイ時間)
【中国】Eコマース世界最大手の阿里巴巴集団傘下のオンライン通販「天猫(Tモール)」は、ネット商戦が盛り上がりをみせる今年11月11日の独身の日「双11」に、成約額571億1200万人民元(約1兆1052億円)という記録を樹立した。

 しかし、その代金払い戻し率が、例年を大きく上回っていたことが分かった。出店店舗の中にはキャンセルが6割を超えた例もあったという。華やかな取引の“裏事情”が暴露された形となっている。中国網が24日付で伝えた。

 天猫が発表した今年の「双11」の成約額上位10位のリストによると、6位にランクインしたレディースファッションブランドの「韓都衣舎」(成約額:2億7900万人民元)は、今月23日午前0時20分時点での代金払い戻し率が64.1%。また、7位のメンズファッションブランド「ジャック・ジョーンズ」は同38.3%と、衣料ブランドの払い戻し率の高さが目立った。

 「韓都衣舎」の商品返却回数は18万681回、「ジャック・ジョーンズ」は6万5947回に上った。ユニクロの代金払い戻し率は19.1%と高くなかったものの、商品返却回数は17万5565回となっている。

 商品返却率が高い数字となった背景について天猫は、◆品質の問題、◆商品を受け取っていない、◆理由なし――の3つの原因による返却について統計を取った。ところが、多くの人がこの3つの原因以外の理由で返却していることも分かっている。

 韓都衣舎の返却回数のうち、品質の問題による返却が2752回、商品を受け取っていないことによる返却が9982回、理由なしが10万1783回の計11万4517回。3つの原因以外の理由による返却回数は6万6164回で、全体の36.6%を占めた。

 成約額で1位のスマートフォンなどを手掛ける新興の通信機器メーカー、小米科技の代金払い戻し率は7.4%にとどまったが、商品返却回数は7万4991回で3番目の数字だった。同じく3つの原因以外の理由による返却は5万2391回で、全体の69.9%を占めている。

 返却率の高さについて市場では、出店企業による虚偽受注が指摘されているが、事実かどうかは明らかになっていない。

 郵政部門によると、宅配サービス企業が今年11月11~16日の6日間の取扱件数は前年同期比56%増の5億4000万件。1日当たりの最高取扱件数は57.8%増の1億26万件で、今年に入っての日常的な取扱件数の3.1倍だった。
《亜州IR株式会社》


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