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復星国際が1350億円でクラブメッド買収、伊実業家に競り勝つ

2015年1月6日(火) 13時05分(タイ時間)
【中国】民営コングロマリットの復星国際(656/HK)がこのほど、イタリアの実業家アンドレア・ボノミ氏との競り合いを制し、仏リゾート運営会社クラブメディテラネ(クラブメッド、CU/ユーロネクスト)の買収を決めた。

 ボノミ氏は先ごろ、買収提示額の引き上げを断念したと表明。復星国際は結局、1株当たり24.6ユーロ、総額9億3900万ユーロ(約1350億円)でクラブメッドを買収する。明報が4日伝えた。

 復星国際は2012年5月、1株当たり17.00ユーロでの買収案を提示。その後、ボノミ氏と激しい競り合いを展開し、計5回にわたって買収価格を引き上げていた。

 クラブメッドは現在、欧州を中心に世界80カ所余りでリゾート拠点を保有。うち中国では黒竜江省ハルビン市、広西チワン族自治区桂林市の2カ所で営業している。ただ、ここ数年は業界内の競争激化で成長が減速。欧州債務危機や世界的な景気減速も重なり、同社を含む欧州旅行業界は打撃を受けた。

 一方の復星国際は鉄鋼、不動産、医薬品を柱とするコングロマリット。鉄鋼部門は南京鋼鉄聯合を主力とし、その傘下に南京鋼鉄(600282/SH)を置く。不動産開発部門は復地集団(旧2337/HK、11年5月に非公開化)、医薬品部門は上海復星医薬集団(600196/SH、2196/HK)が中核。このほか、薬品卸中国最大手の国薬HD(1099/HK)、小売の豫園商城(600655/SH)、産金の招金鉱業(1818/HK)にも出資する。
《亜州IR株式会社》

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